世界でたったひとりの子

  • 竹書房 (2005年12月1日発売)
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感想 : 56

少し未来の世界。医療だけが進歩して、年も取らず病気にもならない薬が開発されたが、その代わりのように子供の出生率が極端に減少していった。タリンは数少ない『ほんものの子ども』。自称相棒のディートとともに、子どものいない家庭で『うちの子』を演じる仕事をしながら、町を渡りあるいていた。未来への希望を失った大人たちと、希望を捨てない子どもの切なくも勇気あふれるストーリー。
iPS細胞によってにわかに活気付いてきた医療の世界ですが、永遠のテーマである不老不死がだんだん身近になって、フィクションがノンフィクションになる日も近いのでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9分類
感想投稿日 : 2012年12月1日
読了日 : 2012年11月16日
本棚登録日 : 2012年11月16日

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