少し未来の世界。医療だけが進歩して、年も取らず病気にもならない薬が開発されたが、その代わりのように子供の出生率が極端に減少していった。タリンは数少ない『ほんものの子ども』。自称相棒のディートとともに、子どものいない家庭で『うちの子』を演じる仕事をしながら、町を渡りあるいていた。未来への希望を失った大人たちと、希望を捨てない子どもの切なくも勇気あふれるストーリー。
iPS細胞によってにわかに活気付いてきた医療の世界ですが、永遠のテーマである不老不死がだんだん身近になって、フィクションがノンフィクションになる日も近いのでしょうか。
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- 感想投稿日 : 2012年12月1日
- 読了日 : 2012年11月16日
- 本棚登録日 : 2012年11月16日
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