日本の個人金融資産が2000兆円以上で、その6割を60歳以上が保有している状況で消費しない低欲望社会に、企業がシニア世代の人生を楽しむ(=消費を伴う)ビジネスを提案することを促す書。
それには多様な高齢者のニーズにこたえることが必要になるが、その市場調査が不十分であり細かい分析ができていないことを指摘し、著者の大まかな考察が提示される。P33~111
そこでは「DIE WITH ZERO」と類似した最後にいい人生だったと思えるためのビジネス提案の有効性を各種資料を引用ししつつ著者独特の論法で説く。
残りは週刊ポストに掲載された記事(少子化や単身世帯増加)を再編集したもの。
単身者世帯が現代(2020年)において38%と最大という指摘だけではそのうちどれくらいが高齢単身者で資産状況もわからないので羊頭狗肉のような構成になっている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション(ビジネス)
- 感想投稿日 : 2024年12月29日
- 読了日 : 2024年12月29日
- 本棚登録日 : 2024年11月27日
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