元財務官僚の著者がアメリカ留学体験をふまえて、リベラルという政治文化に関する一つの傾向・潮流を考察している。
第1章でアメリカの歴史に刻まれた奴隷制度に根差す黒人差別に典型的な人種差別に対するアンチテーゼとしての人種間の平等が宗教のようだと主張する。その反面心の奥底になる差別意識がトランプを生み、エリート意識が厳格なポリティカルコレクトネスと相まって平等を実質化・先鋭化するアメリカの政治状況を伝えている。
第2章でアメリカの最高裁判所が議会の意思決定に委ねる司法消極主義と人権の砦として少数のエリートによる法創造を認めてきたリベラルの極みを著名な判例を通じて描いている。
第3に著者が現在研究の対象としている家族制度の考え方を通じて自然な(従来的な)両親と子供の核家族を基本とする保守的な考えと生殖テクノロジーの発達や同性婚といった新しい事案に対して従来の家族と同様に扱おうとするリベラルな考えを具体的な事例を挙げて説明している。今後の日本の家族の在り方の多様化に対する先例として大いに参考になるだろう。
第4章でアメリカに顕著なリベラリズムに対して日本の政治状況を分析している。日本ではアメリカに顕著なリベラリズムに相当する政治文化はなく、むしろ長年与党の自民党が余りに無節操な権力亡者として保守的な政策から進歩的な政策まで包摂しているため、野党の出番が乏しいと指摘する。また野党の政策自体が整合的でもないとの指摘はその通りだが、それは自民党も同様で政治文化としてのイデオロギーの核がないというのはやや日本の戦後の組合運動や社会主義的なイデオロギーの影響である面の考慮が不足しているように感じた。
それでも今後の日本の政治文化にもただ与党を批判のための批判ではなく、自ら立脚する国民の目線から建設的な議論・政策提案をする政治文化の成熟を期待する帰結には賛同する。

2021年12月2日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年12月2日]
カテゴリ 政治

田中康夫がDJのFM番組のオープニングテーマで採用されていた"perfumed garden"に惹かれて購入。
歌いこんでいないボーカルと洗練されたアレンジでほんわかした気分になる夢見心地のサウンド。ちょっと時代がズレた感じが好きだなあ。

2021年11月23日

読書状況 聴き終わった [2021年11月23日]
カテゴリ AOR

カルト集団のリーダーを暗殺した容疑で集団から追われる青豆の逃避行を軸として、彼女が心の拠り所として20年前に恋した天吾との再会と現実への脱出までをスリリングに描く。
天吾の父との無言の関りから死別、そして過去の記憶の謎を部分的に開示しながら、彼の虚無感と青豆に対する思いの復活から生きる力を再生させる。
おそらく天吾の父の霊(化身?)としてのNHK集金員の描写がエグイ。
青豆、天吾の章の他に教団から青豆の捜索を委託された牛河という福助頭の章が本作から独立で加わった。
彼の二人を探る描写がサスペンス感を高め、面白く読めたのだが、あっさり殺され、挙句に死体からリトルピープルが2度目の登場は意味不明。
相変わらず何らかのメタファーを多用する作者の特徴だが、どうも普遍的な意味を有するようには思えないので読者としての自分は意識的に思考停止して読み飛ばした。
それにしても異次元の世界(パラレルワールド?)への移行する意味があったのかなと思いつつ、結局2人がFUCKして終わるエンディングにあっけにとられた感が強かった。

2021年11月28日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年11月28日]
カテゴリ 村上春樹

テリーボジオの強力なドラムと真っ向勝負の小気味よさ。
異種格闘技のような緊張感あふれるプレイにゾクゾク。
インスツルメンタル中心だがロック色強し。
かと思うと抒情的なナンバーもよい。

2021年11月16日

読書状況 聴き終わった [2021年11月16日]
カテゴリ ジェフベック

Jハマーグループとのコラボ作。
それでもベックのギターのセンスの塊ぶりに圧倒される。
ロックからフージョン色が強い時期の貴重なライブ盤。

2021年11月15日

読書状況 聴き終わった [2021年11月15日]
カテゴリ ジェフベック

1~3にかけての流れは前奏曲からFUSION、funk系fusionと大好物な流れ。
official bootlegと名付けているのが強烈な皮肉。ベスト盤的な選曲でベックのライブでは1番好き。

2021年11月23日

読書状況 聴き終わった [2021年11月15日]
カテゴリ ジェフベック

薩長、公家上がりの革命による明治維新もその子孫の代になると閨閥中心の政治となり、日本を滅亡の淵まで貶めた。
すなわち本書に挙げられた5人のうち特に木戸、近衛、昭和天皇の責任は重く万死に値する。
アメリカの反共政策の一環として天皇の政治責任を問わなかったのは日本国民としても恥ずかしい。

2021年11月19日

読書状況 読み終わった [2021年11月18日]

主人公とヒロイン(青豆)の接点が明らかになり、2人が高円寺で接近、青豆は主人公を認識し追いかけるが寸でで会えない展開はちょっとメロドラマ(君の名はのよう)みたいでどうかな。
更に言うと2人の運命的な絆の切迫さが説得力がないので物語の厚みを感じられないのは私だけかな?
それにしても性行為描写が多くて、飽きるしスピード感を減衰させているようで勿体ない。
まあ、続きを読んで最終的に評価をしようと思う。
小澤征爾指揮、シカゴ交響楽団のヤナチェックのシンフォニックも聞いてみよう。

2021年11月10日

読書状況 読み終わった [2021年11月10日]
カテゴリ 村上春樹

ヤマギシ会、エホバの証人、オウム真理教のようなカルト集団が物語の骨格としてあり、主人公とヒロイン〈まだ本巻では別建ての章に交互に登場)の性的な営み(ちょっと過剰な分量)が肉付けとして描かれる。
展開は事件性が濃いため、サスペンスモノのように読み進められる。
まだ評価はつけにくい。
ヤナチェックのシンフォニアではGセル指揮のクリーブランドオーケストラの演奏がメリハリ(特に管楽)があってよかった。

2021年11月4日

読書状況 読み終わった [2021年11月4日]
カテゴリ 村上春樹

「遠い太鼓」の後日談のようなギリシャのミコノス島,スペッツェス島の話がある。24年前も経過して紀行文の追体験のように感じたのは不思議な感覚。
掲載された雑誌が異なるので、長短が結構異なる。
面白かったのはアイスランドの話かな。
JALの1stクラス用の機内誌「アゴラ」にも依頼されるようになったのかと一考。
タイトルにからむラオスの話はちょっと平板で退屈。
もっと本格的な紀行文が読みたいな。

2021年11月3日

読書状況 読み終わった [2021年11月3日]
カテゴリ 村上春樹

いやはやテレビくらいしか見ない阿呆なトップに引きずり回される俊英たち。
民主主義制度の怖さを思い知らされる。
浅はかな知識と思い込み、更には意思決定の仕組みの複雑化でアメリカが4年間に失ったものは大きい。それでも経済活動はGAFAを中心として世界に君臨する強さのエネルギーはこのカオスからなのか?興味はつきない。

2021年9月11日

読書状況 読み終わった [2021年9月11日]

YMOの時系列的な全体像を知るにはいいベスト盤。ライナーを教授が担当している。
今でも東風やRYDEENをはじめとして古さを感じない。

2021年5月23日

読書状況 聴き終わった [2021年5月23日]

接吻はカラオケの十八番だったなあ。
捨て曲なしのまさにベスト盤。

2021年5月23日

読書状況 聴き終わった [2021年5月23日]

3枚組+ボーナス盤
1,2枚目の頃がメロデイメーカーとしては絶頂期かな?もっと本作に入れてもいい曲が多くあったように思う。
3枚目はバラードやスローな曲が多くてやや退屈。

2021年5月23日

読書状況 聴き終わった [2021年5月2日]

今更ながらすごいメンツでした。全体のコンセプトは作詞を担当している松本隆の色が濃いが、大滝、細野、鈴木の各曲がそのボーカルとともにそれぞれが個性的で楽しい。

2021年5月2日

読書状況 聴き終わった [2021年5月2日]
カテゴリ 日本ロック

木村カエラをメインボーカルにすえて若々しさを注入。でも従来のメンバーとのギャップを感じてしまうのは私だけ?

2021年5月2日

読書状況 聴き終わった [2021年5月1日]
カテゴリ 日本ロック
  • 天晴
  • サディスティック・ミカ・バンド
  • ユニバーサルミュージック / 2013年7月23日発売
  • Amazon.co.jp / 音楽
  • 購入する

桐島かれんをメインボーカルに据えながらファッショナブルさと再出発の意気込みを感じる。ユキヒロのボーカルもこのバンドの広がりを表す。

2021年5月2日

読書状況 聴き終わった [2021年5月1日]
カテゴリ 日本ロック
  • 黒船
  • サディスティック・ミカ・バンド
  • Universal Music / 2006年8月22日発売
  • Amazon.co.jp / 音楽
  • 購入する

加藤和彦の才気をビンビンに感じる。
高中のギター,ユキヒロのドラム、小原礼のベース最高のモダンロックンロールの布陣を引き連れての気概を感じる力作。

2021年5月1日

読書状況 聴き終わった [2021年5月1日]
カテゴリ 日本ロック
  • 欲望 [DVD]
  • ミケランジェロ・アントニオーニ
  • ワーナー・ホーム・ビデオ / -
  • Amazon.co.jp / 映画
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ジェフベック在籍時のヤードバーズが見れる貴重なシーンも。
サスペンスの形式を拝借しながら強烈な虚無感を感じる不思議な作品。

2021年5月18日

読書状況 観終わった [2021年3月12日]
カテゴリ アントニオーニ

エドガーアランポーの作品を3監督が映像化したオムニバス。
個人的にはルイマルが監督したウイリアムウイルソンがお気に入り。酷薄な美を体現したAドロンの2役が印象的。BBとの共演も珍しい。

2021年5月18日

読書状況 観終わった [2021年3月12日]
カテゴリ フェリーニ

wallace roney:trumpet
donald harrison:alto sax
bobby hutcherson:vibes
mulgrew miller:piano
ron carter:bass
1985年録音
エレクトリックドラムを時折用いつつストレートアヘッドなジャズも聞かせる意欲作。

2021年3月7日

読書状況 聴き終わった [2021年3月6日]

wallace roney:trumpet
bill pierce:sax
mulgrew miller:piano
bob hurst:bass
1990年発売

2021年3月6日

読書状況 聴き終わった [2021年3月6日]

チャドワッカーマンのリーダーアルバム

2021年3月5日

読書状況 聴き終わった [2021年3月5日]

チャドワッカーマンのリーダーアルバム

2021年3月5日

読書状況 聴き終わった [2021年3月5日]
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