うーん、なんだか嫌な本だ。マキューアンは個人的にあんまり好みじゃないのかもしれない。出だしからあんまりそそられず、中盤からまあまあ面白くなってきたけど、おそらくコレってそういうことなんじゃないかな、と想像できて、そもそもタイトルがアムステルダムだし、登場人物に作曲家がいるし、コンセルトヘボウの栄誉があるし、と、ある種の人々には大変リアリティがあり面白く読める本なのかもしれない。分かりやすく言えば、イギリスらしい内容の本であるとも言える。うまいぐあいにまとまった結末なんだけれども、部分的によく分かりにくいところがあり、なんとなく読むのにつっかえる感じがする。この違和感はなんだろな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2011年7月25日
- 読了日 : 2011年7月24日
- 本棚登録日 : 2011年4月22日
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