フェアトレードという言葉が聞こえるようになってから10年くらい経っていると思うのだが、個人的にはなぜかそのお洒落なうさんくささが鼻につくようで肯定的になれない。
原料の生産者から加工して消費者の手に届くまで距離と時間がかかりすぎるもの。カカオ、コーヒー、錫の採掘。(スズ・携帯電話の原材料)。
可愛らしいパッケージにラッピングされたフェアトレードのチョコレートも最近はあんまりお目にかかっていない。残念ながら先進国の人々は、安くて美味しいものを食べたいのだ。
しかし消費者が誰から買うのか、どういう選択をするべきなのかという意識があることによって人はブランドやその企業を信頼することに繋がるのである。
特にコートジボワールは『チョコレートの真実』でも辛い現状が暴かれていたこともあるし、知れば知るほど気持ちが沈む。それでもわたしたちはチョコレートを食べ、コーヒーを飲み、携帯電話を機種変更しつづける…。
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- 感想投稿日 : 2014年11月18日
- 読了日 : 2014年11月17日
- 本棚登録日 : 2014年11月11日
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