容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年8月5日発売)
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感想 : 3838

最後のどんでん返しにびっくり!!
石神のトリックは最後まで全然わからなかったし、わかってから思い返すとなるほどなーだった。
よくできたお話。

ただし、他のコメントで絶賛されてる「純愛」には納得できない。
石神が身代わりになることで、花岡親子が警察から逃れても、幸せになれるわけない。罪悪感からは一生逃れられないのだから。
石神は数学的に天才でも人の気持ちはわからなかった。そんな方法では、自分の愛を相手の重荷にしてしまうことにも気づかなかった。
そんなの純愛じゃない。ただの自己満足だ。
靖子もひどい女だ…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年9月8日
読了日 : 2017年9月8日
本棚登録日 : 2017年9月5日

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