- 誰がそれを -田中相短篇集- (KCx)
- 田中相
- 講談社 / 2012年12月7日発売
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田中相さんの画風は独特で、リアルで繊細に描いた絵よりも感情が伝わってくるようで心地よかったです 地上はポケットの中の庭よりも話が洗練されているように感じました「過去」「夢」「世界」「現実」が混じり合っていて良かったです
2014年3月28日
- こころ (集英社文庫)
- 夏目漱石
- 集英社 / 1991年2月25日発売
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上、中で私目線から語られた、物静かで博識な先生像と下で先生自身が告白した浅ましく罪深い先生像にギャップを感じました 上、中では実際に私から先生に対する強い思いが先生に届き、先生から私へ先生自身の昏い過去の告白という形で返すに至ったのだと思います しかし、私は先生が語ることのなかった昏い過去を都合良く想像して、期待して、理想の先生像を押し付けていたようにも見えました 逆に下では先生はKに対してお嬢さんを奪った上殺したという罪悪感の中で、お嬢さんのために死んだように生きることを決心したこと、人間の罪を感じ自殺することを告白しました 確かにKを裏切ったことは間違いなくとも、被害妄想に囚われて、自己評価を下げ過ぎているように感じました Kは先生に招かれてお嬢さんと知り合う機会を得たわけで、やはり自分が変わる機会を作った先生に感謝していたと思います 私と先生の出会いと先生の告白、後に自殺する事まで起こるべくして起こった運命的なもの、と思えてなりませんでした
2014年3月25日
- 千年万年りんごの子(3)<完> (KCx)
- 田中相
- 講談社 / 2014年3月7日発売
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終わってしまうのが残念です。雪之丞さんの朝日への思いの変化が始めと比べると大きくなっていることがよく分かりました。でも、2人とも救われておぼなす様の伝承も消える、という都合の良い話はやはりなくて、妙にリアルに感じられました
2014年3月12日
詩的に漫画で日記を描いたようなふわふわした初めて読む感覚の短編でした なんとなく心にゆっくり降りてくるような後引く感覚が心地よかったです 全ページカラーで読めたら良かったのに
2014年3月28日
- レビウス 1 (IKKI COMIX)
- 中田春彌
- 小学館 / 2014年1月30日発売
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泥臭くて、美しい。躍動感あふれる機関拳闘、機械ボクシングの試合は息づかいまで聞こえてきそうでした また、登場人物が始めは伯父さんもヒューゴも悪印象でしたがどこか人間臭くて好きになりました そして、言葉にも重みがあって本物の才能とは何か考えさせられました
2014年3月28日
- 銀の匙 Silver Spoon (11) (少年サンデーコミックス)
- 荒川弘
- 小学館 / 2014年3月5日発売
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八軒くんはずっと悩んでいた「夢」を持つことができて、それぞれが現実と向き合って、成長しながら進路へ進んでいく、本当によかったです タイトルにもなっている「銀の匙」に込められた意味も深くて教訓になりました これからはお金の重みについて考えていくようにしたいです
2014年3月21日
- +-÷×四則演算でつくるキャラクター
- 塚本博義
- マール社 / 2012年12月20日発売
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フルカラーで絵が綺麗です! 一目惚れして買ったはいいものの、自分の参考になるページとならないページの差が大きかったです 図書館で借りて、自分の欲しいページだけコピーとった方が良かったような気がしました また、下手な絵もあって、「この人よりまだマシな絵が描ける」と思うような絵もあります でも、「虫+トランペット」や「都市+魚」など自分には無い視点、絵の一つ一つにストーリーがあって発見もありました とても分かりやすく簡潔になっていたところもよかったです
2014年2月8日
- 学園キノ(4) (電撃文庫)
- 時雨沢恵一
- KADOKAWA / 2010年7月10日発売
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サラとエリアスの巻でした ギターが弾きたくなりました笑
2014年3月12日
- 学園キノ(3) (電撃文庫)
- 時雨沢恵一
- KADOKAWA / 2009年6月10日発売
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イーニッドが初登場でした! 幸せになって欲しいです笑 アメリカに戻ってしまったので次に登場する機会はないんですかね?
2014年1月29日
- ※学園キノ(2) (電撃文庫)
- 時雨沢恵一
- KADOKAWA / 2007年7月6日発売
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茶子先生とティーが登場しました! 一巻と同じような軽いノリがサラサラ読めて良かったです でも、最後の静先輩の話が印象残りました
2014年1月25日
- ※学園キノ (電撃文庫)
- 時雨沢恵一
- KADOKAWA / 2006年7月10日発売
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本当に時雨沢さんが書きたいように書いた趣味的な自由な話でした笑 思ってた話よりもゆるくて面白かったです
2014年1月22日
- 風の谷のナウシカ 7
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1994年12月15日発売
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巨神兵も腐海もそこに住む蟲達も同様に、ただ先人達が「人間の過ちを元に正そう」という考えから創り出された生命であったことが分かりました 「人間の過ち」によって自然が破壊されるもなにも、人間そのものが自然の一部です まるで他の生命よりも優れ、人間は自然の外の立場にいるように振る舞うことは思い上がりでしかないのではないか、と考えさせられました もし「人間の過ち」によって自然が破壊されたとしても、脳が発達し思考に優れた「人間」という生命の一種がお互いの利害関係のために争った結果滅亡し、自然が破壊されたという生命の長い歴史の内の一部 でしかないものだと思います あくまで人間が自然を守ろうとするのは、自然に利用価値があるからではないでしょうか リアリティがあり、地球の疑似的な将来を見ているようで自然や生命に対する価値観が変わりました
「どんなきっかけで生まれようと生命は同じです。精神の偉大さは苦悩の深さによって決まるんです。生命はどんなに小さくても外なる宇宙を内なる宇宙に持つのです」p133
2014年4月11日
- 風の谷のナウシカ 6 (アニメージュコミックスワイド判)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1993年11月16日発売
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腐海は人間の住処を侵食しているようで、実は大地の毒を浄化してくれる役割がある また、巨神兵は破壊本能を持っていても、兵器というだけじゃなく知能を持っていることが分かりました カラーページがきれいです
2014年4月11日
- 風の谷のナウシカ 5 (アニメージュコミックスワイド判)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1991年5月29日発売
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「人を喰らう虚無」とは何を暗示しているのか? また、人間が作り出した粘菌を身を持って食らいに行く王蟲の姿が美しく思えました
「大地を傷つけ奪いとり汚し焼き尽くすだけのもっとも醜いいきもの」という言葉には宮崎さんの強い思いを感じました
2014年2月8日
- 風の谷のナウシカ 4 (アニメージュコミックスワイド判)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1987年3月31日発売
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芯が強くて人望もあるクシャナの意外な弱味、過去を垣間見たような気がしました チククは一体全体何者なのかが気になりました…
2014年2月8日
- 風の谷のナウシカ 3 (アニメージュコミックスワイド判)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1984年12月15日発売
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映画のさらに先の話で、ナウシカはもちろんですが、クシャナの強さも見えた巻でした また、人間の醜い権力争いからは離れた「森の人」という人達は、南に行って何を求めているのか、そもそも人間が生きて行くのに適さない環境に好んで暮らしている意味が気になりました
2014年2月8日
- 風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1983年7月20日発売
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映画を思い出しながら読み進めました ナウシカの芯の強さに感動させられました さらに、映画を観ていないと難しい所もありましたが、一コマ一コマが丁寧に描き込まれていて面白かったです また、あとがきでナウシカの由縁のギリシア神話の「ナウシカ」今昔物語の「虫を愛ずる姫君」について書かれていて読んでみたいと思いました
2014年1月12日
- 風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1983年7月20日発売
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この巻では映画以上に蟲使いについて掘り下げられていました また、クロトワや蟲使い、蟲を助けるためにアスベルを見殺しにしたナウシカからも、人間の強欲さや醜さを感じました
2014年1月12日
- シュナの旅 (アニメージュ文庫)
- 宮崎駿
- 徳間書店 / 1983年6月15日発売
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自然の脅威や壮大さを教えられたような漫画でした 内容は色々なジブリ作品を混ぜたような話で、初めて読むのに見たことのあるような部分もありました また、シュナの気高さ
、辛抱強さに惹かれました フルカラーで読みやすかったです
2014年1月12日
- 魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)
- 小野不由美
- 新潮社 / 2012年6月27日発売
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ファンタジーホラーでした。人がバタバタと死んでいく怖さや怪物、幽霊的な怖さもありました。でも、それより人の裏と表やエゴ、恐怖心、信仰心、本能の方がよほど怖かったです。人外の高里くんと周囲の人の対比がより人の醜さを表わしていました。また、「十二国記」の題名に反して現実の世界中心になって話が進んでいく所がいい意味で期待を裏切られたように思います。話がなかなか最後の最後まで動かないので、途中で挫けそうになりましたが、最後まで読んでみて良かったです!
2014年1月6日
- 真夏の方程式 (文春文庫 ひ 13-10)
- 東野圭吾
- 文藝春秋 / 2013年5月10日発売
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本も読んだし、映画も観ましたー!!
何だか身代わりという意味で容疑者xの献身と似ていたように思います。湯川先生かっこいいわー
2013年8月4日
ドラマを見て友達に本を借りて読みました
ドラマで出てくるキャストの顔を思い浮かべながら読み進めるのが楽しかったです
また、私自身自衛隊への偏見を持っていた事に気づかされました
今度は買って読めたら!
2013年6月24日
- 希望の国のエクソダス (文春文庫 む 11-2)
- 村上龍
- 文藝春秋 / 2002年5月10日発売
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政治や経済の話にも通じるところがありました。
私は、その辺にはとても疎いほうなので
読み進めるのが大変でした。
でも、話は斬新で2000年に書かれた作品とは思えなかったです。
2012年9月19日