ドナウの旅人(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1988年6月29日発売)
3.63
  • (95)
  • (108)
  • (209)
  • (18)
  • (4)
本棚登録 : 1181
感想 : 94
4

ドナウ河に沿って長い旅をしている過程で、様々な人と出会い経験を積むことによって成長し、変化していく様子が自然で引き込まれた。
登場人物たちも個性溢れているし、ヨーロッパの情景が思い浮かぶような文章に浸れました。
この作品や『深夜特急』のような作品を読むと、自分も長い旅をしたくなってくる。
とても無理だけど……。
この作品の頃と、現在では東欧の政治情勢も代わり、ブタペストなんて今では人気の観光地になっているけど、現在に置き換えると少し味気なくなりそう。
当時の共産圏だからこその味わいもあると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年12月31日
読了日 : 2014年12月31日
本棚登録日 : 2014年12月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする