ベニシアの京都 里山日記 ―大原で出逢った宝物たち Venetia's Kyoto Country Living
- 世界文化社 (2009年10月17日発売)
NHKの「猫のしっぽ カエルの手」を初めて観て以来、大好きな方。
観たきっかけは、「京都 大原で暮らす」ということに惹かれたんだけど、観ているうちにこの方そのものに惹かれた。
本を書かれているとは知らず、図書館で発見をして、早速借りてみた。
番組と同じく、人間も自然も文化も大切にされている生き方。
憧れます。
しかし、ベニシアさんの生い立ちが、こんなにも波乱万丈だったとは知らなかった。
ものすごく驚いたと共に、だからこそ、今の愛情いっぱいの彼女がいるのだなとも感じた。
本の中には、たくさんの大原の人々、文化、風景の写真がある。
そして、それらに関連したベニシアさんの文章は、とても読み心地の良いもので、アッと言う間に読み終え、読んだ後に暖かい気持ちが心に残る。
良い本を読んだなーという感じ。
そして、できれば。。私も大原に住みたくなった。
『高貴な人間であること-。それは生まれついた身分ではなく、その人の行動によって決まるのである。』
『新しい土地を求めるのではなく、新しい見方を発見して。』
『人に教えることは、新しい目を与えること。』
『生きている間は、たくさんの愛情を持って人と接したい。どのような形で神様が、私たちの前に現れるか分からないから。』
『笑顔は、様々な扉を開いてくれる。自分の幸せを感じられる人のみ、人にも幸せをもたらすことができる。』
『失敗の経験は、大事なことを教えてくれる。それは欠かせないものだったと、後の人生できっと分かるから。』
『心にいっぱいになったものが、言葉になって出る。』
『人生の道が険しい時こそ、心の平静を保つことを忘れないで。』
『一瞬でいいから、考えてみて。私たちみんなが住んでいるこの地球は、宇宙の中で一番美しい星でしょう?』
- 感想投稿日 : 2016年5月29日
- 読了日 : 2016年5月29日
- 本棚登録日 : 2016年5月29日
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