チベットのモーツァルト (講談社学術文庫)

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本棚登録 : 336
レビュー : 26
著者 :
esotericaさん  ┗神秘行法(総記)   未設定

おしゃれな文体のお陰で、ある意味勘違して80年代の一般人に受け入れられ、時代が変わるとあまりに難解な内容を嫌われて理解できない層から叩かれてしまったある意味不幸な本。表題作はクリステヴァ論。人が社会的な存在となっていく過程で、意識の作用により自己を中心に形作っていく、空間力学を精神分析とトポロジーを融合した野心的な試みだが、これをイメージできない向きには何が言いたいのかまったく分からない、苦痛でしか無い文章に思えるのだろう。
ただ、後半には「丸石考」のような普通に民俗学の文書うとして読めるエッセイや、話題になったカスタネダの紹介、チベットでの修行に関するエッセイもあるので、とりあえず理解できる箇所だけ読んでみるのもいいかと思う。

レビュー投稿日
2017年4月9日
本棚登録日
2017年2月26日
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