6歳息子、そろそろファンタジーもイケるのでは……と思い、とりあえずナルニア。総ルビありがたい。
黙読してもらおう、と目論んでいたのだけど、「読み聞かせてほしい」と言われた。6日ほどかけて読み終える(7日目は休まれた)。
子供時代、父親から「ナルニアは面白いから読んで!お父さんは100回は読んだ!!」と言われて手に取ったものの、何が面白いのか真剣によく分からず(ゾロリのほうが面白かった)、1回読んでポイッとしていたナルニア。
今回読んでも、親的には「ストーリーの作りが雑」という思いが去来した(アスランの「古の魔法よりさらに古い魔法」の箇所でズコーしてしまった)。
が、息子は大興奮。読み終わって「ナルニアってシリーズなの知ってた?」と聞いたら「2巻早く買って!!!!」と言われてしまう。
でも考えてみると、ナルニアにはファンタジーの「ファンタジーらしさ」が全部詰め込まれているのかも。スターウォーズ観て「スターオペラあるあるしかないじゃん、つまんね〜」って思っちゃうのと同じかな。
そういえば絵本にはあんまり、ファンタジーらしいファンタジーってないのかも。そもそも絵本はジャガイモでもクマでも基本的にめちゃくちゃ喋ることが前提になっている世界観を共有しているからな。
白の魔女めちゃくちゃこえ〜! アスランつえ〜! 俺の部屋のクローゼットもナルニアにつながってたらいいのに〜! とニコニコする息子を見ながら、この人はめちゃくちゃピュアなんだなあと思った。このピュアさ、絶やしてはいけない……
- 感想投稿日 : 2024年2月29日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2024年2月29日
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