和コンセプトのアルバム。7曲入り。
志方さんの声は和風でも絶対似合う!と期待したものの、期待したほど和風ではなかった。
和風なのは歌詞だけで、曲調や音は今までどおりの印象。もっと和楽器の音を前面に出してもよかったかもしれない。
残念だったのは、3.百鬼夜行、5.花鳥風月。まるでボーカロイドのようで、耳を疑った。調整の過程で声の響き・奥行きが消えてしまったのか、薄っぺらい単調な声に聴こえてしまった。
唯一心をつかまれたのは、4.輝夜。「竹取物語」に材をとり、かぐや姫と帝の別れの場面を描く。神秘的でいて哀しい曲調が歌詞に合っていて、胸がつまる。この曲を聴けただけでも、買った甲斐がある。
1.をかし、7.籠の鳥も安心して聴けた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
邦楽
- 感想投稿日 : 2017年7月2日
- 読了日 : 2017年7月2日
- 本棚登録日 : 2017年7月2日
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