ライセン屋敷の中を、アリシアは「怪物」から必死で逃げていた。だが、相手に捕まった瞬間、アリシアの目をまばゆい光が射る!あの夜以来、カシュヴァーンがきらきらと輝いて見えるのだ。誰もが呆れる夫婦のやり取りが繰り広げられる中、ついにティルナードとノーラがレイデンへ戻ることに。
家族との別れを寂しく思うアリシアだったが、そこへ援軍を引き連れてゼオルディス新王が到着する!!今さら、と訝しむ夫婦に王が告げた言葉とは・・・。
読んでてこんなに救われない展開をたどるとは・・・前巻はこの嵐の前夜だったんだな。序盤の甘々っぷりからは想像もできない試練がアリシアとカシュヴァーンを襲います。それでもすぐの再会を信じてただけに、まだ波乱が続きそうな展開にはやや鬱になります。まさかこのままってことはないだろうけど、早く続きを読んで安心したいよー!ルアークも消えてしまったことが衝撃大きい。彼はアリシアに恋心を抱いてしまったってことなのかな・・・含みのある言い方や素振りを見せていたので気持ちの面で夫妻から距離を置くことにしたんだとしたらものすごく切ない。レドリックの無事だけはほんと良かった。彼の厳しくて温かい言葉に唯一ほっとできました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2017年11月18日
- 読了日 : 2017年11月18日
- 本棚登録日 : 2017年11月18日
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