名探偵ポアロは偶然から、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。が、ポアロを含めて八人の客が二部屋に分れてブリッジに熱中している間に、客間の片隅でシャイタナ氏が刺殺された。しかも、居合わせた客は殺人の前科をもつ者ばかり・・・ブリッジの点数表を通してポアロが真相を読む。

ブリッジのルールは全く知らないのですが、それでもポアロの思考にはなるほど~と頷けるものばかりで非常に面白かった。ルールだけ聞くと難しそうなんだけど、自分でもやってみたくなっちゃった。まさかのあの人が自白するのですが、その後の展開が秀逸で最後まで予想を裏切られる。ところでなぜアン・メレディスは最後にオリヴァ夫人のもとを訪れたのだろう?てっきり殺すつもりなのかと思ったけど、夫人は疲れた様子だったと記載があって、真相を話したということ?4人の性格がブリッジを通して巧みに描かれるだけでなく、ちょっぴりロマンスも混ぜてくるところがクリスティーらしいなと思う。

2021年12月3日

読書状況 読み終わった [2021年12月3日]
カテゴリ 海外小説

13歳になった「ぼく」の日常は、今日も騒がしい。フリーランスで働くための「ビジネス」の授業。摂食障害やドラッグについて発表する国語のテスト。男性でも女性でもない「ノンバイナリー」の教員たち。自分の歌声で人種の垣根を超えた“ソウル・クイーン"。母ちゃんの国で出会った太陽みたいな笑顔。そして大好きなじいちゃんからの手紙。心を動かされる出来事を経験するたび、「ぼく」は大人への階段をひとつひとつ昇っていく。これは、読んでくれたあなたの物語。そして、この時代を生きるわたしたちの物語――。

ところどころに時代の流れというか、同じものを見聞きしても世代によって受け取り方や考えががらっと変わったり、同じようなものと言いながらも理解できなかったりと、社会的な立場や経済格差だけでない溝を感じた。親子間でも同じように考えるわけではないし、どんなに大変でも話し合って歩み寄ることを続けるしか、道はないのだなと改めて思う。カナダ首相のかぶりものの話は結構衝撃的だった。安易な気持ちでよく分かっていないものを主張の道具に使うのは良くないね・・・。自分も過ちをたくさんしているけれど、頭から否定したりするような人間にならずに支えあうこと、良かれと思ったことが誰かを傷つける可能性もあることをいつも考え続けないといけないなと戒めの気持ちが大きくなった。

2021年12月2日

読書状況 読み終わった [2021年12月2日]

稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。時間は有限。出逢いは無限。『旅猫リポート』外伝2編も収録!
猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。

『旅猫リポート』で泣きまくった読者なら絶対読まねば!な一冊。外伝はぐっときましたね。どの短編も心があったまる素敵なお話で、うるっとくる。私は猫より犬派なのですが、自分の犬に重ねてしまう部分も多くて、大切な家族へそそがれる有川先生の優しいまなざしが凝縮した作品になっていると思います。そしてそして、多分コロボックル続編でご縁ができたのかなと思われる、村上勉さんのカバー絵!!最高すぎる。改名とか、噂で聞こえる諸々等、心配なこともありましたが、作家として続けてくれて嬉しいしこれからも楽しみにしています。

2021年11月28日

読書状況 読み終わった [2021年11月28日]
カテゴリ 国内小説

大人気ドラマのシナリオブック!バツ3の主人公・大豆田とわ子が、三人の元夫に振り回されながらも幸せを求めて奮闘する、新感覚ロマンティックコメディ!
ドラマが大好きすぎて、Blu-rayまで買ってしまったのだが、そのシナリオブックと言えば買わずにいられないですよ。特に坂元さんの脚本なんて最高としか言いようがない。台詞のひとつひとつが素晴らしいのはもちろん、ここからあのドラマになるまでの役者さんたちの表現がすごすぎて、読み返してもびっくりする。ドラマの場面が頭の中で浮かんでくるのは、それだけ印象のある演技をされていたんだな。最近はドラマのシナリオブック出版が流行りですが、そもそも映像としていいものでないと視聴者も手に取らないですから、製作者サイドとしても手ごたえがあったということなのでしょう。嬉しい。

2021年11月28日

読書状況 読み終わった [2021年11月28日]

幅広い業務を行う秘書の仕事のさばき方、複数同時発生する案件でのミスのないコミュニケーション、漏れをなくす業務の設計のしかたなど、「秘書力」を分解。秘書業務を行なうかたわら、研修講師を務める著者ならではの、わかりやすく、「意味」と「理由」の理解を含めて身につくスキルが満載。
随分前に購入して、なぜ買おうと思ったのかすら忘れるほど寝かせていました。当時の私は秘書になりたかったのか?すでに社会人だったけど(笑)秘書というより、誰かの部下としてデキる人になりたかったのかな。忘れるミスを防ぐための仕組みを作るなど、一部仕事に生かせる部分はありましたが、全体的に今の職が特殊であり、社外との関わりがないから、ここまでやらなきゃいけないのか~とびっくりしました。自分がそんな偉い立場にはならないし、秘書がいなくとも自分のことは自分で片付けられる程度のスキルを身に着けておく必要がありそうです・・・。

2021年11月27日

読書状況 読み終わった [2021年11月27日]

最近、こういう一人で生きるアラサー女の悩みがテーマの作品多くなりましたね。この作品ならでは!というのは特に感じなかったけれど、自分に重なる部分もあるので、4人が行きつく先は見てみたいと思った。

2021年11月27日

読書状況 読み終わった [2021年11月27日]
カテゴリ コミック

甥っ子・中学三年の瑛太の同級生・早苗。テニス部部長。しっかり者でお姉さん的存在の彼女が来店。中学校時代最後のテニスの試合が迫る中、早苗はコートに立つことはかなわなかった。葛藤を抱えぬ人はいない。彼女の葛藤と心の底を見た料理バカの登磨は、どう対応するのか。
「あの味っこさ会えて、いかった」青森県南部の葵岳登山口にあるレストラン。そのシェフ・登磨には亡き祖母との思い出の味があった。それを思い出させてくれたのは、意外な人物で・・・。

表紙が今回も素敵です。シリーズ化ということは前作も人気だったのかな?嬉しい。今度は登磨サイドから描かれるレストランの日々に、ほろりとしながら若いな~って思ったりしてしまう自分は年なのかもしれない(汗)一生懸命でまぶしいです。最終話で美玖との出会いが判明し、途中からこれは・・・と思っていた読者の予想を裏切らない展開でした。すごく分かりやすくてまっすぐなのに、意外と鈍い彼女だから嫌味なく応援できるんでしょうね。温かな空気の流れるレストラン、モデルがあるなら是非行ってみたい。

2021年11月23日

読書状況 読み終わった [2021年11月23日]
カテゴリ 国内小説

OLの葛木雪乃と年下彼氏の青島瑞樹。始まりこそ協定恋愛だったものの、本当の恋人となり、交際も順調に進んでいた。ただ、青島からの同棲の誘いにいまいちしっくりきていない雪乃は返事を濁していた。雪乃が青島と“築いていきたい関係"とは・・・。
ウェブ連載時から楽しみにしていた作品で、書籍化してからは続きを我慢していたので、ようやく完結編を読めて嬉しい。とても綺麗な終わり方で、2巻までを楽しめた人なら最高だと思う。こういう恋ならしてみたい~~。

2021年11月23日

読書状況 読み終わった [2021年11月23日]
カテゴリ コミック

「人を好きになる気持ちが分からないんです」海松子、大学一年生。他人に興味を抱いたり、気持ちを推しはかったりするのが苦手。趣味は凧揚げ。特技はまわりの人に脳内で(ちょっと失礼な)あだ名をつけること。
友達は「まね師」の萌音、ひとりだけ。なのに、幼馴染の同い年男子と、男前の社会人から、 気づけばアプローチを受けていて・・・。「あんまり群れないから一匹狼系なんだと思ってた」「片井さんておもしろいね」「もし良かったらまた会ってください」「しばらくは彼氏作らないでいて」「順調にやらかしてるね」――「で、あんたはさ、高校卒業と大学入学の間に、いったい何があったの?」他人の気持ちを読めない女子の、不器用で愛おしい恋愛未満小説。

『私をくいとめて』で結構好きかもって思って新作も読んでみた。うお~~良い。最初は、ん?と主人公の頭の中にぽわんとなりましたが、すごくユーモラスで見通せない女子だったけど、すごく分かるよってところもあって、いつの間にか引き込まれていた。心の中のあだ名が駄々洩れて、それ以来きちんと名前で呼ぶところ、好きだな。私は海松子みたいにモテるわけでも不思議ちゃんでもない、中途半端な人間だけど、なんていうか、彼女の生き方がすごく素敵で、彼女みたいな人になりきれないけれど憧れている側。タイトルの意味が分かった終盤はなんか泣けた。こういう風に、誰かと支えあったりつながる世界は、嫌なこともあるけど、でも温かいなと思う。

2021年11月21日

読書状況 読み終わった [2021年11月21日]
カテゴリ 国内小説

本書は、あなたが「よりよい買い物」をするための武器となる行動経済学の理論をわかりやすく解説した入門書です。「買いだめは損?」「衝動買いは得をするのか?」「ポイントカードは作るべき?」など、具体的な例で学べます。
タイトルが面白くて、無駄遣いをやめたいなと考えたいたため気になって読んでみた。うーん、まあ言いたいことは分かるけど、別に目新しいことは少なかった。タイトルと1コラムごとの最後の1行で済む話なのでは。時間をかけてまで読むほどの内容ではなかったな。「9割」っていうのも根拠ないし。元々衝動買いはあまりしないタイプなのでそこまで参考にはならなかった。原理や心理のタイトルがついていてインパクトはあるかもしれないけれど、個人的にそこは興味ないから読み飛ばしてしまった。

2021年11月17日

読書状況 読み終わった [2021年11月17日]
カテゴリ 歴史・経済

2019年 アメリカ

しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない作家志望の次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。
女性が表現者として成功することが難しい時代に、作家になる夢を一途に追い続けていたジョーは、性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと想いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進もうとしていたのだが・・・。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語。
公開前から楽しみにしてきた若草物語のリメイク。大好きなエマ・ワトソンがメグを演じるなんて超素敵~と思っていたけど、蓋をあけたらむしろメグより他の姉妹が気になってしまった(メグも良かったけど)。ジョーとエイミーのキャスティングが最高にいい。もうめちゃくちゃ感情移入しながら見た。私はどちらかというとジョーの結婚しない、恋なんていらないという気持ちが分かるタイプなんだけれど、エイミーが悔しさのあまりジョーの原稿を焼く場面とかローリーと結婚するまでの葛藤とか本当に表情ひとつひとつが素晴らしくて、頑張れ!って応援してた。綺麗なドレスを着てつんとすましている姿から、大好きな人と笑顔でいるところを見るととても大事な友人が幸せになったんだなと胸がいっぱいになります。
細かいところは原作を読んでからだいぶたつので忘れていたけれど、また読み返したくなる名作でした。原作者が生きていた頃は今よりはるかに女性が自立するのが大変だった時代。素晴らしい作品に今も励まされる女性がたくさんいて、これからも語り継がれていくのだろう。
しかし、内容は素晴らしいのに、邦題のひどさは何とかならなかったのか・・・普通にリトル・ウィメンじゃだめなのかい。センスの無さに衝撃を受ける・・・。

2021年11月14日

読書状況 観終わった [2021年11月14日]
カテゴリ 映像

「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。
土井先生の一汁一菜は非常に感銘を受けたので、対談を聞こうと思っていたのですが、見逃したので、書籍化は嬉しい。対談そのままの語り口調で読みやすかった。環境破壊等、地球にとって○○というとかなり大事でできないことも多いけれど、料理ならひとりでできること。あっさりしているけれど、非常に大事な生き方だと思う。ステイホームでストレスがたまる世の中だからこそ、自分の食を見直して、何も考えなくても利他の行動をとれるような、ゆとりある人生を送りたい。

2021年11月14日

読書状況 読み終わった [2021年11月14日]

パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴は、小さなオークション会社CDCに勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。高額の絵画取引に携わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか? 」 「――殺されたんじゃないのか?・・・あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」ゴッホとゴーギャン。生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、真実の物語。

面白かったけど、実際そのピストルを高値で買い取る人の気持ちはよく分からないな・・・と思ってしまった。ゴッホの星月夜は大好きだしあのうねるような糸杉もすごいなと思うんだけど、ゴーギャンはあまりそこまで魅入られていないからかもしれない。好みの問題だとは思うのだけど。ゴーギャンよりもゴッホがめちゃくちゃ苦労した人というイメージが強くて悲惨な人生というのはあるにせよ、実はゴーギャンは違う意味で苦しんでいたのでは?という小説です。実際はどうだったのか、それは誰にも分からないけれど、原田さんの小説は本当だったのかもなと思うくらい生き生きとした描写で引き込まれるな。久しぶりの絵画小説、面白かった。

2021年11月11日

読書状況 読み終わった [2021年11月14日]
カテゴリ 国内小説

あなたの「過去」は、大丈夫?美しい「思い出」として記憶された日々――。その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこかズレていて――。「ナベちゃんのヨメ」
国民的アイドルになったかつての教え子がやってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な思い出を胸に再会を喜ぶが・・・。「パッとしない子」

言いたいことは分かるし、多分自分が気が付かないところでたくさん似たようなことが起こっていたんだろう。そう思うと鈍感であること、自分の視点だけで相手がどう思うか勝手に決めて動くことの身勝手さは罪だ。お化けが出てくるわけでもないけど、読んでいてぞっとした。自分がこうなるかもしれないと思って。絶対に悪いかといわれると、分からないけれど、こうして裏を見せられると人間の醜さがむき出しになってきて怖い。辻村作品の中でもダークサイドの方。表紙が結構ポップなだけに清々しい読了感を得たい人はやめておいた方がいいです。

2021年11月11日

読書状況 読み終わった [2021年11月11日]
カテゴリ 国内小説

1940年、NY。19歳のヴィヴィアンは、グランドセントラル駅に降り立った。名門女子大を追い出され、叔母が営む劇場で暮らすためだ。ペグ叔母さんの下で、ヴィヴィアンは舞台衣装を仕立てるようになる。仕事が終わればショーガールのシーリアと遊びたおした。劇場はぼろいが、居心地がよかった。やがて、戦争で家を焼かれた英国の大女優と、ハリウッドの悪魔的才能の脚本家が加わると、彼らのショーは街じゅうの注目を集める。ところが、人々の関心は一変する。ヴィヴィアンの過ちが、街を騒がせるスキャンダルになったのだ。恋人も友だちも居場所も失い、初めて自分自身に向き合った彼女は――。

ある一人の女性が、90歳近くになってから記した自叙伝のような構成で語られる過去。うーん、すごい激動の人生であり、晩年の二人の愛には胸を打たれたけど、序盤から中盤にかけては主人公とあまりに自分が違いすぎて感情移入できなかった。いやいや、いくら若いとはいえおばかすぎるし、所詮この子は学ばない子なんだなと思ってしまう。エドナのことを崇拝していたのに、嘘に惑わされて調子に乗っちゃうところは痛すぎて・・・今でもこういうスキャンダルは叩かれるけど、当時ならもっとひどかったでしょうし、周りの人への感謝が足りなすぎるよ・・・オリーヴまじいい人じゃん。ヴィヴィが家族や友人から見捨てられなかったのはかなり周りが甘いせいにしか思えなかった。

2021年11月3日

読書状況 読み終わった [2021年11月3日]
カテゴリ 海外小説

”私は私、可愛く強く!”毎日を頑張る全女子に捧ぐ、最強可愛いバイブル第2弾。
今回もいろんなマイナス成分をはねのけていく白川さんに力をもらえました。自分もこういう風にありたい!油断するとすぐに人と比較したり白川さんを悪く言う側に落ちちゃうから、もっと幸せで明るいもので自分を満たしていきたいな。

2021年11月3日

読書状況 読み終わった [2021年11月3日]
カテゴリ コミック

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知っていたのか?作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ・・・。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに・・・。7冠制覇『カササギ殺人事件』に続く、ミステリの面白さ全開の傑作登場!

先に続編を読んでしまったのですが、出会いからして結構感じ悪い探偵だなホーソーン。ミステリとしては面白いけど、正直人間関係が薄っぺらすぎて答えが分かっても拍子抜けしてしまった。ダミアンもダンも、あの不倫二人組も、みんなしょうもなさすぎて誰のことも同情できなかった。トニーも結局ホーソーンを信用したりしなかったりでふらふらがすごい。単独行動するくらいなら最初から組まない方が良いのでは・・・。なんていうか、何度も読み返したくなるミステリではない。人気高いけどこのシリーズは私には合わないかな。タイトルや事件そのものの面白さは良かった。

2021年11月3日

読書状況 読み終わった [2021年11月3日]
カテゴリ 国内小説

くるみちゃんの自己否定が苦しくて、えーじ兄ちゃん助けてあげて!って思ってると助けにきてくれるところ、本当に好き。爽子は理想だけど、みんながなれるわけじゃないし、自分でも面倒くさい女と思ってるし、最近はくるみの方が感情移入できる。幸せになってくれ!

2021年10月24日

読書状況 読み終わった [2021年10月24日]
カテゴリ コミック

「村を壊します。あなたたちは丸呑みです。ごめんね」巨大な狸とともにやってきたあかりさんはそう告げた。村を焼き、村人を呑み込む〈権三郎狸〉の伝説は、古くからこの矢喜原村に語り継がれている。あれは、ただの昔話ではなかったのか――。中学3年生の住谷はじめは戸惑いながらも抗おうとするが。恩田陸、萩尾望都、森見登美彦が絶賛した、日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作。

森見先生が帯を書いていたので読んでみたけれど、うーん私には受け付けなかった。最初から最後まで( ゚д゚)ポカーンという感じで取り残されてしまった。物語に意味を見出せないと理解できないし楽しめないタイプなので、天災だなみたいな受け取りもできないし、かといって、じゃあ闘おうとなったら自分が狸憑きになっちゃった、って衝撃すぎる。村の人もこんな非常事態になんかズレてないか?不思議な話には間違いなので、怪談とか好きな人には受けるのかもしれない。表紙はぽんぽこみたいでちょっと可愛いけど、それで手を取ると裏切られると思います。

2021年10月24日

読書状況 読み終わった [2021年10月24日]
カテゴリ 国内小説

イギリスの引退者用施設、クーパーズ・チェイス。かつての修道院を中心に現代的な建築物が立ち並ぶこの施設では、敷地内の墓地と庭園を開発して新たな棟を建てようとする経営者陣に、住人たちが反発していた。そんな中、元警官の入居者が持ち込んだ捜査ファイルをもとに、未解決事件の調査を趣味とする老人グループがあった。その名は〈木曜殺人クラブ〉。一癖も二癖もあるメンバーばかりの彼らは、施設の経営者の一人が何者かに殺されたのをきっかけに、事件の真相究明に乗り出すことになるが――。

前評判が良すぎたせいか、ラストまではわくわくしながら時々くすっとしたりしんみりしたりしながら読んだけど、肝心の犯人と動機が分かって拍子抜けしてしまった。この最後の老夫婦の亡くなり方、必要だった?これまでの伏線は何だったんだろうって悲しくなった。老いと向き合うということを入れ込んでいて、そのセンスや描き方は好きだったけれど、あまりに救いがないのでは。過去と現在が入り混じるせいで、頭が良くない読者の私は最後混乱してしまいました。木曜殺人倶楽部と警察2人組はキャラも魅力的だし、続編が来ると聞いたら多分読むけど、もう少し明るい方がいいなー。イギリス的といえばイギリス的なんだろうし、ところどころにやりとするユーモアも捨てがたいが。

2021年10月24日

読書状況 読み終わった [2021年10月24日]
カテゴリ 海外小説

考古学者と再婚したルイーズの元に死んだはずの先夫から脅迫状が舞い込んだ。さらにルイーズは寝室で奇怪な人物を見たと周囲に証言する。だが、それらは不可思議な殺人事件の序曲にすぎなかった・・・過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴けるか?幻想的な味わいをもつ中近東を舞台にした作品の最高傑作、新訳で登場。

いやーー今回も面白かった。昔読んでるはずなんだけど全然覚えていなくて自分の記憶力のなさに呆然とするが。ルイーズの性格やふるまいが、見る者によって全く異なることに面白さと人間の相性を感じました。レザラン視点だと非常に愛すべきレディだけれど、美人過ぎて自分が中心にいないと気がすまない人間はある意味災いのもとでもあるんだよね。クリスティの作品は単なるトリックだけでなく人間関係や動機が非常に大きな意味を持つのが強みであり、これだけ年数がたっても色あせない理由に思えます。二人目の殺人には理由を聞いてもびっくり。長年の付き合いが合って信頼しあっているように思えたのにな・・・。

2021年10月17日

読書状況 読み終わった [2021年10月17日]
カテゴリ 海外小説

認知心理学や社会心理学をはじめとした過去30年間の学術研究にもとづき、スイスのベストセラー作家が「思考の誤り」についてまとめた、逆説的幸福論。
シンプルで分かりやすい例が豊富なのでするする読める。個人的にはclearlyの方が好みだったかな。若干かぶる部分もありますが。一番響いたのはニュース断ちの話。その後調べたらそのテーマだけでまる1冊本を書かれてるwそこまで言いたいことだったのか!正直あまり世間から遠ざかりすぎるのも微妙かなとは思うものの、どうでもいいニュースが多くて1年後に覚えてるものなんてごくわずかしかないのも事実。SNSは特に減らした方が絶対自分のためになるんだろうな。

2021年10月9日

読書状況 読み終わった [2021年10月9日]

東京都知事選挙が始まった。候輔はアイドル政治家・小宮カリナとトップ格闘アスリート・薬師寺康介。お互いに一歩も譲らない選挙戦の最中、小宮陣営の脳科学者・土谷荒城博士が殺害され、捜査を続ける刑事課一係と薬師寺陣営も襲撃を受ける。事件の背後には、やはり“狐”の影が・・・。灼と炯は都知事選に仕組まれた恐るべき目論見を阻止できるのか。

アニメを見たのが随分前になってしまい記憶が薄れていた分細かい描写がたくさんあり非常に満足しました。吉上先生のノベライズは厚みがすごいのでいつも期待していますが、きちんとアニメをさらに掘り下げる丁寧な仕事で安心して読めますね。心の中ではどう思っていたとか、表情だけでは読み切れない(特に静火などは顔に出ないのでさっぱり分からず)ので、ちょっとでも感情の描写があるとおお~こう思っていたのか~と新鮮。朱のとった行動も薄々分かってはいたものの少しずつ文章で明かされつつあってどきどきする。しかしFI編見ても全然真相が分からない(笑)続きを首を長くして待っています。

2021年10月9日

読書状況 読み終わった [2021年10月9日]
カテゴリ 国内小説

愛しのオーウェンと晴れて婚約したケイティに、魔法界のマフィアと言われる謎の組織コレジウムが接触してきた。コレジウムは以前からMSIの取乗っ取りを企てており、その目論見はいったんはマーリンに挫かれたものの、彼らの息のかかった社員はいまだMSI内部に多数いるらしい。マーリンは一計を案じ、逆にスパイを送り込むことに。となれば適任なのはケイティしかいない。結婚目前で潜入捜査?

ようやく婚約までこぎつけた二人なのに、スパイ捜査で早速離れ離れになったケイティとオーウェン。とはいえ、オーウェンがあの手この手で会おうと頑張る姿にきゅんとする。ここまでしてくれると愛を感じるよね。バレンタインってアメリカだと男性が女性のために用意するのが風習なんでしたっけ?羨ましいなあ~♡コレジウムの内部に入り込み大活躍のケイティは本当に成長したし頼もしい限りで、警備部に移籍しても絶対パワフルに仕事できそう。タイトル通りカエルにキスしまくるシーンにはちょっと笑ってしまったけれど、オーウェンが無事で良かった。次が最終巻とのことで、終わってしまうのがもったいないシリーズ。

2021年9月22日

読書状況 読み終わった [2021年9月22日]
カテゴリ 海外小説
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