丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)

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本棚登録 : 5827
レビュー : 730
著者 :
制作 : 山田 章博 
Natさん まんが   読み終わった 

十二国記を読んでいるという感じがしなかった。十二国記の設定を使った現在の寓話集のように思える。
『丕緒の鳥』の蕭蘭と丕緒の姿はそれぞれ、我が国の政治に期待しなくなった今現在の私たちに似ていると思う。
『落照の獄』では、傾き始めている柳国が我が国の今の姿と重なって見えた。

『青条の蘭』は、読んでいる間ずっと、「復興」という単語が頭をちらついていた。
さらに、『風信』に込められた寓意はあからさまだ。天災とも人災とも言える、王の暴虐という災禍によって、突然家族を奪われ、住む場所を失って彷徨う人々が描かれる。

十二国記の主役である王たちは、この短編集では登場しない。陽子がちらっと出てくるけど、王の象徴として出てくるだけだ。

読み応えはある。後半2編はとてもいい話。

レビュー投稿日
2013年6月29日
読了日
2013年6月27日
本棚登録日
2013年6月29日
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