誰からも好かれようとする女たち―モナリザ・シンドローム、微笑みの心理 (講談社プラスアルファ文庫)

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感想 : 3
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友人のすすめで読み始めた本です。ドイツのベストセラーということなんですが、おぉ!と感じることが多い本です。

現代の女性は確かに自由に生きていると思います。かく言う私もそうです。
でも、何か違う、って思うことがありませんか?そう思った方には是非手にとって欲しい一冊だと思います。

会議の席上で、周りは皆男性。自分も然るべきポストに着いているけれど、会議後には自分だけお茶を片付ける。
お茶汲みの人に任せずに、片付けてしまう。
家政婦を雇っても、ついつい片付けてから出かけてしまう。


いい子でいたい、好かれたい、愛されたい。この「愛されたい」という気持ちは女性に強いそうです。
(それで「父親が決める娘の愛され度」みたいな本も多数出版されてるんじゃないでしょうか(苦笑)そんな簡単には決まらん、と声を大にしていいたい)
窮屈な人生は安定を保証する―たとえば恋人や夫が片づけをしてくれなくても。約束を守ってくれなくても。

そんな些細なことで目くじらを立ててはいけない、と長年教え込まれれば、嫌でも覚えてしまうことでしょう。

「ちょっとした」「些細な」ことでしょうか?本当は?
じゃあ、尽くして同調して微笑んでいて、「つまらない」と言われたらどうすればいいのでしょうか?

私は何も常に強気で反発精神旺盛であることが素晴らしい!とは言いません。それではいくらなんでもちょっと
問題です。人に合わせることが出来る必要だって勿論あります。
合わせてはいけないのは「都合のいい」要求です。

人に流されてあわせるのは従属ですが、相手の立場も自分の立場も考えてあわせるのは思いやり。

モナリザではなく「私」の顔で笑おうじゃありませんか!

(2004年1月17日)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論・エッセイ
感想投稿日 : 2007年9月12日
読了日 : 2007年9月12日
本棚登録日 : 2007年9月12日

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