世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2006年10月22日発売)
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始まりは近所で起きた誘拐殺人事件。
2件目、3件目と連続で同じような事件が立て続けに起こり、犯人もまだ見つかっていない。
そんな折、息子の部屋であるものを発見し「もしかしてうちの息子が犯人なんじゃね?」とお父さんは勘繰っちゃいます。
そこからお父さんの類まれな想像力による「もしも息子が犯人だったら…」というストーリーを何パターンかお披露目してくれます。もうお父さんワールド全開。
大体どのパターンでも、悪い方向にいろいろがんばっちゃうお父さん。
でも2パターン目の途中あたりからなんだかちょっと応援したくなってきます。

結局この父親、奥さんないがしろにせず、息子ともちゃんとコミュニケーションをとることが大事だったのではと。
それを踏まえた上での今後の未来に期待したいですね。

それにしても長かった…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歌野晶午
感想投稿日 : 2017年11月30日
読了日 : 2017年11月30日
本棚登録日 : 2017年11月17日

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