ツバキ文具店

4.15
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本棚登録 : 4171
レビュー : 541
著者 :
にゃん吉さん 小川糸   読み終わった 

ドラマ化で知って借りました。
小川糸さん、読むのは初めてです。
「食堂かたつむり」は映画を観たことがあり、不思議な世界を描く作家さんなんだなと思っていました。
なんとなくだるくなりそうな作風かと思って敬遠してましたが、読んでよかったです。
心が洗われる、とてもいいお話でした。

鎌倉の古い文具店で祖母に育てられた鳩子(ぽっぽちゃん)。祖母(先代)は文具店を営みながら、人の手紙を代筆する代書も請け負っていました。
先代の死後、代書屋を継いだぽっぽちゃんの元にさまざまな依頼人が現れる・・・。

ただ単に代筆するのではなく、依頼人の気持ちに沿った内容を考えたり、紙の質、ペン、インク、書体、切手、全てにおいて最良なものを選択し完璧な手紙を相手に送る…なんて大変な仕事でしょう。
すごいなーと思ったのは、鏡文字。実際に書かれた手紙が本の中に印刷されているのだけど、あの長文をあんなに丁寧に書けるなんて。

手紙のことも然ることながら、ぽっぽちゃんの周りにいる人たち、みんな思いやりがあって温かい気持ちになりました。
この人たちの存在が全体を柔らかい雰囲気に包んでいるんだなと感じました。

それにしても出てくる食べ物のおいしそうなこと。
特に男爵に連れて行ってもらったお店、行ってみたい!
手紙も書いてほしい。
そして、待っている間、ぽっぽちゃんが淹れてくれる番茶が飲みたいです。

レビュー投稿日
2017年5月16日
読了日
2017年5月16日
本棚登録日
2017年5月10日
6
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