君の膵臓をたべたい

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本棚登録 : 8466
レビュー : 1260
著者 :
にゃん吉さん 住野よる   読み終わった 

また同じ夢を見ていた・よるのばけもの に続いてようやくデビュー作を読みました。

『読後、きっとこのタイトルに涙する』という帯や、冒頭からヒロインが亡くなることも書かれているので人が死ぬ話というのはあらかじめ予想がついているのだけど、最後まで読んでみた結果、泣きのポイントがわからず。
主人公が「うわああああえぐえぐっ」と次ページにわたり三行も泣き叫んでいたところでしょうか?あえて文章で表現せず台詞で号泣というのは私にはある意味新鮮でした。
純愛、友達、病気、死、悲しみを乗り越えて成長する主人公の青春物語、というのに泣けないとなると非情な人間のように思われそうでなかなか書きにくいのですが・・・
まず、ヒロインのさくらちゃん、自由奔放キャラはいいけどクラスの人気者というのがピンときません。主人公と正反対のタイプで人気者だ、という表記があるけれど、その魅力が伝わりませんでした。明るくて活発な女の子=人気者 という構図?
意味のない喩えを繰り返す会話もおしゃれだと思っていそうでちょっと恥ずかしいです。電車で横に座った中高校生からこんな会話が聞こえてしてたら鳥肌が立っちゃいそう。読みながらも少しイラッとしました。
膵臓の病気→医学の進歩によって普通の人と変わらない生活を送れる→リュックの中には注射器と大量の薬→暴飲暴食→アルコールまで接種→それが原因かはわからないが入院→入院長引く・・・
もしかしてモルヒネでも打ってるの?普段の生活結構無理してるのでは?病人以前にそもそも未成年で飲酒はダメでしょ・・・と突っ込みどころ満載でした。
病名は明かされていないので、そこにリアリティは求めちゃいけない作品なのかもしれません。
そんなわけで、いくつもの要素が重なって、さくらちゃんが死んでも主人公が泣き叫んでも全く泣けませんでした…。

3作そうだったのですが。読むタイミングが私には合わなかったのでしょうね。
最新作もまた同じテイストで青春ファンタジーの内容ならもうお腹いっぱいなので読まないかも。

レビュー投稿日
2017年5月12日
読了日
2017年5月5日
本棚登録日
2017年5月2日
5
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『君の膵臓をたべたい』のレビューへのコメント

dakara.さん (2017年6月13日)

初めまして。 感想を読ませていただいて、共感する部分が多かったので思わずコメントしてしまいました。特に会話については、私も読みながらゾクゾク鳥肌を立たせていました…。(良くない意味で)

チョビさん (2017年7月23日)

初めまして。
文章の軽さに対して、私も全く同意見を持ったところでしたので、思わずコメントしてしまいました。
私は、結局泣かされてしまったのですが、それは単に人の死を扱った、いわば「ずるいテーマ」だったからのでは…なんて思ってしまって。
ただ、主人公が泣いているシーンで涙が引っ込んでしまって、その理由を探していたのですが、にゃん吉さんの指摘のように、泣く様を文章で表現していないからだとも思えました。
何にせよ、泣くほどには私の心には響くものがあったんだな、そういう意味では、読んでよかった本だな、と思いました。にゃん吉さんが仰るように、読むタイミングもあるかもしれないですね。
反応しづらい長文で、すみません。

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