狐笛のかなた (新潮文庫)

4.10
  • (751)
  • (640)
  • (464)
  • (37)
  • (6)
本棚登録 : 4416
レビュー : 560
著者 :
野原さん 小説   読み終わった 

あえて愚かな選択をしてしまうって、”ある”としみじみ実感した。
怒り、悲しみ、苦しみと言った負の感情と無縁でいることは難しいし、その逆の誰かを愛しく想う気持ちもコントロール出来るものではない。
そんな生々しい感情や人の世の業の只中で、小夜と野火の淡い恋は一服の清涼剤のように爽やかだった。

小夜と野火の純愛がひたすらに微笑ましい。本文で「好き」とか「恋」と言う単語がほとんど出てこないからこそ、たった一つの「好き」にとても重みを感じた。

読んでいる途中で、何度か泣きました。野火、なんて健気なの…!

レビュー投稿日
2012年7月1日
読了日
2012年7月1日
本棚登録日
2012年7月1日
3
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『狐笛のかなた (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『狐笛のかなた (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする