しゃばけシリーズの5作目は久々の長編。
若だんなが湯治ために旅に出ることですら、長崎屋では一大事。
旅先では頼りになる妖の兄や達ともはぐれたうえに、
若だんなの命を狙うものが現れ、妖どころか神や天狗までもが登場。
いつものごとく、望んでも望まなくても事件の中心にいてしまい、
湯治どころではない騒ぎに。
しゃばけシリーズファンとしてはワクワクする要素が盛りだくさんで、
久々の長編を楽しみにして読みました。
確かに面白かったのですが、色んな要素を詰め込みすぎた感があり、
どことなく散漫な印象が残ります。
ですが、体は人一倍弱い若だんなが、人一倍色んなことを考えて悩んで、
人一倍心を強く持とうとしている姿に、胸が温かくなりました。
時の流れとともに成長していく若だんなの姿を、
シリーズを通して見守っていきたい気分です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
畠中恵
- 感想投稿日 : 2012年8月19日
- 読了日 : 2012年8月19日
- 本棚登録日 : 2012年7月19日
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