誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)

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感想 : 46
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巻頭18章のロバートの回想・独白は長かったーw

アグスティンのキャラ立ちは下巻で冴えるなー
「淫売」と書いて「じごく」とルビ振るとは。

戦争というものが持つ根源的な苦しみ、
味方とは、敵とは。殺しあう者同士がそれぞれ、人間であるという事。
が、下巻では印象的だった。

ロバートとマリアのいま、いま、いま。
そして「いまきみはぼくでもあるんだ。ぼくはきみといっしょなんだ。そこに、ぼくらがふたりともいるんだ」
やっぱり、ヘミングウェイの中には「女」の部分があると思うなぁ…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アメリカ文学
感想投稿日 : 2017年1月2日
読了日 : 2016年12月30日
本棚登録日 : 2017年1月2日

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