再読
読んでなかったっけ、記憶には無いけど、
でも読んでるとやっぱりなんとなく覚えがあるような、
結局記憶に残っていないということはそれほど感じるものが
無かったのであろうな、という感じで読了。
96年発行と、もう14年前の単行本なのね。
現在に至るまでの林真理子の第何期かを方向づけたと思うのだけど、
14年間あんまり変わらないものを書いてるなあ、
このバリエーションできたのね(笑)、という印象。
最近の作品にくらべるとさらっとした印象。
さらっとし過ぎて、主人公の麻也子が肉欲に溺れてるようにも
ましてや恋をしているようにも思えない、
ある意味少女のような「何か楽しいことないかなぁ」
というme,me,me,な女性であった。
まったく道徳には興味がないので、不倫だからどう、
とは思わないけど、やっぱり情事って、自分にとって以外は
とっても陳腐なのね。
ま、恋愛なんてすべてそうなのか。
その陳腐さの中に味わいを見出すのが大人なのだろうか。
うーむ。
しかし、スリップね。ああ、うーん、そうね(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説-日本
- 感想投稿日 : 2013年2月2日
- 読了日 : 2010年5月2日
- 本棚登録日 : 2013年2月2日
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