人斬り (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (4))

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  • マガジン・ファイブ (2004年11月15日発売)
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感想 : 2
5

1969年発表、伝説の時代劇画。幕末のテロリスト・岡田以蔵伝。

昔から「人斬り以蔵」の名にぼんやりとしたダークヒーロー像を抱いていたものの、特に幕末史を勉強するわけじゃなし、一條和春『粉雪抄』に描かれる岡田以蔵が私の中の全てでしたが、この歳になって初めて小山ゆう『お~い!竜馬』を読むに至り、本格的にのめり込みつつあります。基本ミーハー。

まず史実ありきで、でも足りない部分はそれぞれの作者が独自の解釈を加えて……って時代ものの醍醐味がようやく解ってきました。

『人斬り』の以蔵が最後に辿り着いた「人間らしい生き方」が切ない。
そこに至るまでの愚直や傲慢や困惑や苦悩や絶望が切ない。
紙面のこちら側ももがき苦しみながら、150年前の斬首の日まで一気に読みました。

同名の映画の存在は知っていましたが残念ながらVHS。
勝新の以蔵観てえー三島の新兵衛観てえーと悶えていた折、普段は入らない古書店にて偶然にも本書を発見。ラッキーでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2013年3月23日
読了日 : 2013年3月23日
本棚登録日 : 2013年3月23日

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