どさんこソウルフード―君は甘納豆赤飯を愛せるか!

著者 :
制作 : 本多政史 
  • 亜璃西社 (2007年12月12日発売)
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本棚登録 : 21
感想 : 3
5

北海道は釧路市出身の著者が綴る、渾身の道民食エッセイ。

蔵書整理の際、売却本候補に挙がり、売る前に再読を……と思ったんですけどダメでした。愛しすぎて売るの止めました。これはもうバイブルだべ。

著者の宇佐美氏は昭和36年生まれの釧路育ち。
一方私は、昭和54年生まれの札幌育ち。
同じ北海道でも釧路と札幌じゃあ300キロ以上離れてますからね。高速乗っても5時間くらいかかりますしね。これ、内地だったら余裕で隣の県とか行っちゃう距離らしいですね。よく知らないけど。

地域的にも世代的にも結構隔たっているはずなんですが、本書に紹介されているメニューは私的に「あるある」率が高く。コレをこうやって食うとなまらうまいよね!っていう紹介文が、絶妙に食欲をそそります。

おかず不要の甘納豆赤飯、生で齧っても美味しいホンコンやきそば、お供は牛乳1択ビタミンカステーラ、クリーミーなタチのお味噌汁、不動のエースわかさいも、塩辛と食べたい焼きジャガ茹でジャガ、ご飯何膳でもイケる山ワサビ、各種魚卵などなど……

ほんと、道外に就職・進学した道産子たちに送り付けたい一冊。

浜松出身の家人はいまだに甘納豆赤飯に馴染めない、とか何とかブツブツ言っていますが、長い目で洗脳して行きたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2014年1月19日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年1月19日

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