こころ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1991年2月25日発売)
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本棚登録 : 23
感想 : 3
4

電子版ではないけれど、何故かこの表紙が検索該当に無く。
読み終えると右の骸骨が誰なのか色々考える。。

解説菊田均氏 そっかぁ、と思ったりそうかなぁ、と思ったり。
鑑賞吉永みちこ氏 なるほど、と思ったり。

大体のストーリーは知っていたけれどきちんと読むと タイトルになるほど、と。
「私」の心情については後回しになる位他の登場人物に圧倒されたので、またの機会に再読したら違う感想をもてそう。

吉永氏の影響か御嬢さん=妻が小悪魔に見えてくるが、過去の出来事は先生の主観であるわけなので、第三者が見ればそうでないかもしれない。でもこのセリフは… とか
Kの動機は淋しさとか突発的とあるが、第一発見者が先生になるように自室で及んだのでは、とか多少嫌がらせというのは正しくない言葉かもしれないが多少含むところあっての計算もあるのでは…とか
先生の行動は若気の至りというには言葉足らずだが、そのタイミングの悪さは本当に運なのか、回避できたのではないか…

など怒涛の感想が湧き上がってきて
ナルホド、太宰治の暗さとはまた違うけれど
読み継がれている理由、魅力はわかるなぁ、と改めて。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016年6月
感想投稿日 : 2016年6月30日
読了日 : 2016年6月30日
本棚登録日 : 2016年6月30日

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