吸い込まれていった、砂だけに。
現実ではあり得るはずがなく、下手したら自分でも作れるような設定にここまで緊張感を表現できたのは素晴らしいと思った。女や部落の者たちの態度、劣悪な環境、そして理不尽な仕事、全てに憤りを感じた一方で働けば水がもらえるという洗脳によってだんだんと考え方を変えられていくのが自分でも目に見え、悔しささえ感じてしまった。
「住めば都」これだけでは表しきれないような、生き方を考えさせられる作品だと思う。
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- 感想投稿日 : 2018年9月13日
- 読了日 : 2018年9月13日
- 本棚登録日 : 2018年9月7日
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