初読みの歌野さん
8つの短編集
どれも最後のオチにおぉぉぉー!っとなる作品ばかり
「彼の名は」
個性を尊重する母親のもとに生まれた「太郎」
ジェンダーレスの垣根のない社会で生きてもらいたいとの願いからこの名前が付けられたが…
最後の一行でびっくり!
「有情無情」
子供へのちょっとした優しさがまさか犯罪に!?
今の時代、子供に触れること声をかけることすら恐怖に…
「わたしが告発する!」
両親が事故で亡くなった後、実家にいるひきこもりの姉を殺しちゃった!
だけど、ひきこもっていたから死んだこともバレないないだろう…
と思っていたら、姉が実家に隠していたあるものから警察がやって来た
犯行はまだバレてないけどアウト!
詰みました…
「君は認知障害で」
ダメダメ学生で無気力な僕は認知症の老婆から金を盗み取った
その老婆は殺人事件に巻き込まれ死亡
殺したのは僕じゃない
だけど、容疑者として警察で事情聴取を…
通報したのは誰だ!?
そして、助け舟を出してくれるのは誰だ?
「死にゆく母にできること」
子供の頃から母の言いなりに…
母の顔色を窺ってしか行動ができない…
その結果、大人になっても自己主張ができない…
そんな母に本音をぶつけた行動の結果が…
「無実が二人を分かつまで」
なるほど…
だったら、奥の手も使えないなと…
「彼女の煙が晴れるとき」
勝手に思い込んだらダメですね…
話の流れから駒音は○○だと当たり前に思い込んでました
最後にまたびっくりさせられる!
「花火大会」
たった3ページの話
はい、省略!
初読みにしては当たり作品だったかな♪
- 感想投稿日 : 2024年9月25日
- 読了日 : 2024年9月25日
- 本棚登録日 : 2024年9月25日
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