イギリスの小説家ギッシングの短編集ですね。
8話のイギリスの市井生活を描いた作品集です。
ギッシングは小説家としての力は認められても、なかなか生活は苦しいものでした。
ギッシングはディケンズに憧れ小説家を目指したように、彼の作品のなかには「市民生活のなかのロマン」を書き表わし、庶民の赤裸々な生きざまを真摯な目で描き出しています。
ギッシングの小説では、派手さは無いものの温かな心模様を写し出した作品が多いので、私は好きな作家さんですね。
長編が伝統的に多いイギリスですが、短編の良さを表現したギッシング作品にはみるべきものが有ると思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国文学
- 感想投稿日 : 2022年11月6日
- 読了日 : 2022年11月6日
- 本棚登録日 : 2022年11月6日
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