うつヌケ コミックエッセイ うつトンネルを抜けた人たち

  • KADOKAWA (2017年1月19日発売)
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本棚登録 : 2651
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家族が鬱持ちで、自分もトンネルの入り口を覗くタイミングがあった。最近心がうまく動かないと感じるため、自分を客観視するために。責任感が強い人が鬱になりやすく、自信をなくし自分が嫌いになるというのが発症の契機になることが多い。ストレス源から逃げ出すことや休むことがトンネルの出口・ポイント切り替えになる。自分の心と体の声を聞きながらスケジュール組める環境が大事。気分が落ちた時、自習時間にふさわしいやるべきこと・やりたいことを持っているといい。私の場合小説や漫画を読むことだが、電子書籍は少し控えようかな。好きなことに対してワクワクした気持ちを持ち続けたい。

うつヌケ経験者として、鬱に苦しむ読者の役に立ちたい、という気持ちでこういう本が出せること自体、筆者の性格や鬱のきっかけに触れるよう。つかれた時にそっと寄り添ってくれるような本。鬱とは無縁な人にもわかりやすい説明と鬱の前後にいる人への配慮溢れた良書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 心理・認知
感想投稿日 : 2022年4月18日
読了日 : 2022年4月18日
本棚登録日 : 2022年4月18日

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