初めましての作家さん。
長年、精神科の看護師をされていたそうで、その当時に感じていた事を作品にされたとのことです。
作品の舞台は横浜の大学病院の精神科。
主人公は潜入心理士の月野ゆん。
「潜入心理士」
初めて聞く言葉でした。物語の中だけの架空の専門職でした。
患者の心に潜入して心の「核」を探し、絡み固まった「核」を緩め解して自死をふせぐ。
それが「潜入心理士」の仕事。
自死する人を看護師として看てきた作者の願望の職業なのだろうと思いました。
潜入心理士を主に描かれていた作品なので仕方ないのかもしれませんが、潜入をされて「核」を解かれた後の患者の様子も知りたかったな、と思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2025年3月30日
- 読了日 : 2025年3月30日
- 本棚登録日 : 2025年3月30日
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