2017年15冊目。
読みすぎた騎士道物語に取り憑かれ、自らを騎士だと思い込み旅立ってしまった男。
すべての災難を「これは遍歴の騎士だからこそ起こる試練だ」とむしろ幸いと捉え、
自分の助けを待っている人がいるという勘違いから生まれる尋常じゃないタフさ。
盲信の利点。その姿は、滑稽でありながら勇ましく、どこか羨ましくもある。
勘違いも徹底すれば役に立つ。(やりすぎて被害を受けている人たちも大勢出てくるが)
基本的に気楽に笑いながら読めるコミカルさの中だからこそ、時々現れる至言が際立つ。
章ごとに短編のようにオチがきちんとある場合が多いから、毎日少しずつ読んでも十分楽しめる。
古典だからといって気構える必要が全然ない素晴らしい作品だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年4月2日
- 読了日 : 2017年4月2日
- 本棚登録日 : 2016年12月25日
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