スリップの技法

3.50
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本棚登録 : 194
レビュー : 12
著者 :
ゆーやさん    読み終わった 

2017年53冊目。

1枚のスリップからの想像力・発想力に触れ、読んでいてとてもワクワクした。
枠にとらわれずにもっと自由に発想していったら、面白いことはもっとできる、と励まされる。

驚いたのが、スリップを状況把握のためだけでに使うのではなく、スリップそのものを現場に埋め込まれた店内のコミュニケーションのツールとして使っていること。
タイムリーな現場では、「次会った時に共有しよう」ではなく、見た人がまさにその場で把握できる、というのは大事だと思った。

棚の作り方もとても参考になった。
特に、お客さんの「うっかり買い」を促す手法。
・「テーマ」や「ジャンル」で複数の本をまとめるのではなく、「シーン」や「ムード」で提案する(例:リビングルームで聴きたいBGMを紹介した本を、芸術棚ではなくインテリア書籍と一緒に置く、など)
・「何でこの本が一緒に置かれているんだろう?」という「違和感」まで武器にする。「わかりやすすぎる平台は立ち止まってもらえない」「違和感はフックになる」
自分も「うっかり」買ってしまったおかげで「この本に出会えてよかった!」と思えたことは多い。
本屋さんに行く大きな楽しみの一つは、幅広く色々な本と出会うことで、自分でもまだ気づけていなかった潜在的な関心に気づかせてもらうこと。
いい意味での「飛躍」や「脱線」の演出の仕方のヒントがもらえた。

レビュー投稿日
2017年11月13日
読了日
2017年11月13日
本棚登録日
2017年10月27日
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