怪我から復帰したマルティン・ベックは、
納得のいく捜査をしたにもかかわらず、
裁判では認められず、上司には評価されず、
しかし、その結果、本人の望みどおり現場に残れることになったという、
なんとも皮肉な結末。
皮肉といえば、
犯した罪で裁かれず、犯してもいない罪で罰を受けたのも皮肉だが。
登場人物の表現がいまひとつな中で、
マルティン・ベックが捜査の途中で知り合った女性、
レア・ニールセンは、なぜかとても生き生きとして魅力的だった。
不思議。
それにしても、ストックホルム警視庁の面々はどじばかり踏んでいるような気がするのは、
気のせいか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヴァイオレンス
- 感想投稿日 : 2013年8月6日
- 読了日 : 2013年8月2日
- 本棚登録日 : 2013年8月3日
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