誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

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レビュー : 53
fencさん  未設定  読み終わった 

元Googleのデータサイエンティストが(普通に公開されてる範囲の)Google検索履歴などを用いて、直感的・通説とされている社会科学に対して検証を行っていく本書。
著者が結びで、本書が「ヤバい経済学」の現代強化版であること、また人々がどう言ってるかでなく(データに従って)実際にどうしているかに従うことを重視する、といってるのを聞けばどう言った話題を取り扱ってるかなんとなくイメージできる人も多いのではないだろうか。

ビッグデータというワードが目を引くが、正確には今まで大学の実験室の中で時間をかけて研究をしなければならなかった内容の一部を、検索履歴を含む急増している公開データを使って大きな分母から関心のあるサンプルデータを次々取得して通説などを検証していく印象が強かった。トピックは性的嗜好・差別・立身出世の可能性・親の無意識性差別・SNSの実態などなど、ネガティブなものも多いが、これは通説には、あるべき世界の願望をある程度反映していることが多いのではないかと思う。

また著者がデータサイエンティストだったこともあってか、WebでのABテスト・次元の呪い・相関関係と因果関係の違い・ビッグデータに対するデータ分析の姿勢など、ある程度データサイエンス領域の分析方法自体に対する言及も多くあったように感じる。こういったトピックはあまり馴染みのない人にとっては(難しく感じるところもあると思うが)、興味深い内容は多いと思う。

レビュー投稿日
2019年3月28日
読了日
2019年3月28日
本棚登録日
2019年3月28日
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