ダレン・シャン 3 (小学館ファンタジー文庫)

  • 小学館 (2006年7月15日発売)
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本棚登録 : 1300
感想 : 58
4

シリーズ3作目です。
前作で「人の血を飲む」ことを受け入れ、半バンパイアとしての生活にも慣れてきたダレン。
あるときシルク・ド・フリークにクレプスリーの古い友人が現れて、ダレンとクレプスリーは旅に出ることになります。ダレンの親友でもある蛇少年のエブラも同行し、ダレンとエブラはクリスマス休暇を楽しみますが、クレプスリーは夜中ずっと出かけているなど不審な行動が続きます。
そんな中、町で「血を抜かれた死体」が発見され、クレプスリーが犯人ではないかと疑ったダレンとエブラは調査を開始。クレプスリーが人を襲う現場を押さえた、と思いきや、全く別の「怪物」がその街で暗躍していたのでした。

ストーリー展開がスピーディーで、ページをめくる手が止まらなくなります。さらに、主人公の心情描写もしっかりしていますし、恋愛感情や友情だけでなく、互いに信頼しあうことの大切さもダレンの成長を通して感じることができると思います。

今まではダレンの周辺の事件がメインでしたが、今作で「バンパニーズ」というバンパイアから独立した異端な集団の存在や、「バンパイア将軍」というバンパイアの中の「組織」があることが明らかにされました。
この後のシリーズでどのようにこれらの要素が展開されていくのかという点も注目です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 個人
感想投稿日 : 2019年1月6日
読了日 : 2019年1月6日
本棚登録日 : 2019年1月6日

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