おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (しごとのわ)

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  • インプレス (2018年3月16日発売)
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中学生の男女2人が主人公。
地主で町一番のお金持ちの家のお嬢さまと、一般庶民の息子。2人は学校のクラブ活動「そろばんクラブ」で出会い、先生と3人で経済について学び始めます。
お金を手に入れる方法は「かせぐ」「ぬすむ」「もらう」「かりる」「ふやす」、そしてあとひとつは?
お金を稼ぐことはいいことなのか、悪いことなのか、貧富の格差はどのようにして起こり、何が問題なのか…。

銀行をはじめとする金融経済の仕組みも理解できますし、なにより小説仕立てでとても読みやすい本でした。
借金(複利)の話題から投資信託、信用創造まで、教科書でも触れられる、しかしなかなか理解しづらい内容をストンと納得できるように解説しているところはこの本の優れた魅力だと思います。
中高生はもちろん、大人が読んでもためになる、そして面白い本だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事
感想投稿日 : 2021年3月12日
読了日 : 2021年3月12日
本棚登録日 : 2021年3月12日

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