この間読んだ「ビクトリア女王」の孫に当たる。
出版社は異なるが、偶然同じ著者だった。
新書版だからそれほど深く突っ込んで書いていないが、とても読みやすく要点を上手くまとめて書いている。
客観的な描写を重ねているのだが、人物に対する著者の思い入れをかなり強く感じる。
イギリスという視点からだが、大英帝国が発展する過程から、帝国に陰りが出て来る第一次大戦前までのヨーロッパ全体を知る上で、この2冊はとても役立つ。
立憲君主制の良さとその難しさもよく分かる。
日本も天皇を頂く立憲君主制といえるが、国民の考え方の違いが見えて面白い。
偶然手に取った2冊だったが、ヨーロッパに興味がある人にとっては必読の書といえるだろう。
オススメです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月31日
- 読了日 : 2012年10月31日
- 本棚登録日 : 2012年10月31日
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