- ヴァルハラの晩ご飯 ドラゴンと神殺しの主菜 (V) (電撃文庫)
- 三鏡一敏
- KADOKAWA / 2017年6月9日発売
- 本 / 本
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完結。シリアスな展開の中でも笑えるところがちょこちょこあり(というか前半はコメディ全開な気も)、今までどおり私的には読みやすかった最終巻でした。ヘイムダル氏が軽く変態だったことが分かったけど、ライブ最前列を女神と争って負ける主神が居る世界だしな。ラストエピソードはアースガルドの住人全員が協力してセイの解呪に奔走する話。ロキの抱える闇も見えながらも大逆転での目標達成は最終巻らしくてよかったかと。ブリュンヒルデもちゃんと想いを告げられたしね。可能なら短編集読んでみたいなぁ。完走お疲れ様でした。
2017年7月2日
- 魔法科高校の劣等生(22) 動乱の序章編〈下〉 (22) (電撃文庫)
- 佐島勤
- KADOKAWA / 2017年6月9日発売
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世界を取り巻く状況にきな臭い動きがある中での幕引きだった前巻だったけど、今回の焦点は国内の内輪もめでした。国外関係は次巻らしい。戦闘面では久方ぶりにお兄様無双だった気がしないでもない。上巻に続き下巻でも十文字とは決裂濃厚ですかね。両者とも歳不相応なくらいの思考してると思ってるから歩み寄りはできそうな気もするけど。他にも魔法科高校の仲間たちからも別離の雰囲気があり深雪の懸念も遠からず表面化しそう。まぁあとがき曰く次は「孤立編」と文字通りの展開らしいしなぁ。
2017年7月2日
- エロマンガ先生 紗霧の新婚生活 (9) (電撃文庫)
- 伏見つかさ
- KADOKAWA / 2017年6月9日発売
- 本 / 本
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遂に付き合うことになった和泉義兄妹だけど、周りもいろいろいるからひと悶着あるだろうと踏んでたら全力全開でイチャイチャしてやがりました。周囲の理解があるのはありがたいことだけど思いのほかすんなりいって肩透かし気味。個人的には智恵のリアクションがツボだった。ともあれ糖度高めの日常モノスキーとしては大変すばらしい一冊でしたとも。いいぞもっとやれ。アニメやってるお陰で粗方脳内再生できるのもありがたい。今回ほぼ沈黙してた作家勢とか劇中でのアニメとかまだ問題は出てくるだろうけどひとまず二人に幸あれ。
2017年7月2日
- 銃皇無尽のファフニール レインボウ・ピース (XIV) (講談社ラノベ文庫)
- ツカサ
- 講談社 / 2017年6月2日発売
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ラストバトルへ向けての準備回でした。…いやクライマックス前、最後の休息巻とはいえツイスターゲームまでやるのは完全に想定外ですわ(笑)深月がいろいろ吹っ切れて積極的になってきてるのもいいですね。ヴリトラも母子喧嘩をはさみつついよいよデレたので後腐れなく最終決戦に向かえそうです。最後の締め方は相変わらず不穏ですが、まぁきっとなんとかなるさ。後日談も構想があるようなのでそれぞれのヒロインズで甘々なのをよろしくお願いします。
2017年7月2日
- ブレイブウィッチーズPrequel オラーシャの幻影 (2) (角川スニーカー文庫)
- 築地俊彦
- KADOKAWA / 2017年6月1日発売
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ノーブルも読んでるせいか、502と周辺部隊との絆の深さがよく分かる。もちろん向こうもA/B部隊の関係も悪くはなくなってきたけど敵がどっちかというとネウロイじゃないから他部隊との関連となるとなぁ…。メインはニパと同郷スオムスのウィッチたち。というか(エイラ姉)か。陸戦のウィッチはあまり馴染みがないから新鮮だった。
2017年7月2日
- 世界の終わりの世界録 再来の英勇 (10) (MF文庫J)
- 細音啓
- KADOKAWA / 2017年5月25日発売
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完結。最後まで英勇の成長譚ですばらしかった。やっぱりこういう王道はすっきり読み終えられていいですね。前巻であれだけ苦戦した三起源が二つも残っててこの一冊だけで終わるんかねと思ったけど、主人公パーティ以外の活躍もしっかり描き、みんなの力を集結させてきっちりラスボスまで討ち果たすのはさすがの一言。エピローグでパーティ再集結してんで欲を言えばその後の冒険譚・後日談も読んでみたいけど綺麗に終わった話には蛇足ですかね。別作品で名前が見られれば嬉しいかな。次の作品も楽しみにしてます。完走お疲れ様でした。
2017年6月14日
- クロニクル・レギオン 覇権のゆくえ (6) (ダッシュエックス文庫)
- 丈月城
- 集英社 / 2017年5月25日発売
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女皇ご乱心に加え衛青将軍のローマ離反で一気に物語に動きが。嫉妬に狂う女の恐ろしさを垣間見つつ、まだ幼さがあるだけにいろいろ御しやすかったのかな。結果として志緒理・征継サイドの体制が粗方定まり、ローマ側の隠し玉も盤面に現れ、いよいよカエサルと激突が見えてきた。どこもかしこも(もちろん味方も)曲者揃いな印象があるので、同転んでも一筋縄ではいかなさそうなだけに、どうやって局面が展開していくか楽しみです。
2017年6月14日
- 英雄教室 8 (ダッシュエックス文庫 英雄教室シリーズ)
- 新木伸
- 集英社 / 2017年5月25日発売
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今日も今日とてゆるゆる?学園スローライフ。短編の方は怪鳥が人化したりカシムが調子に乗ったりクレアの実家に行ったりVR体験再びだったり。VR編はソフィ姉妹の生活が現実ではもう叶わないものと思うと少し切なくなる。中編は王都でのモンスター討伐。超生物までとはいかないまでも、比較対象がおかしいからそう見えないだけでクラスメートも一般人(防衛隊)と比較するとかなりの実力者になってるみたいですね。伊達にエリート校じゃないってことか。
2017年6月14日
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (12) (GA文庫)
- 大森藤ノ
- SBクリエイティブ / 2017年5月25日発売
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今回はこの物語の原点に立ち返ってダンジョン探索へ。ベルだけでなくファミリア全体のレベルアップが認められてのクエストで内容もそこまできつくないもの…のはずなんですがそうは問屋が卸さないですよねー。モンスターが智恵をつけるだけでこんなに厄介とは。探索中から意識の変化みたいなのが感じられ、最後は大火力の必殺技まで修得したベルくんの成長がとどまるところを知らず、それでもなおアイズ等まだ上がいてまだまだ伸びしろがあると分かって読めるのがいいですよね。一難去ってまた一難な幕引きですが次も楽しみです。
ランクアップに伴う感覚のズレはちょうどオラトリアのアニメでアイズが同じこと言ってたなぁ。こちらも超級の実戦で調整してたけど、この脳筋調整法はもちろん通常じゃないですよね(笑)
2017年6月14日
- 妹さえいればいい。 (7) (ガガガ文庫)
- 平坂読
- 小学館 / 2017年5月18日発売
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いよいよ伊月と那由多が付き合うこととなってラブコメ分が加速…しないよねぇ、やっぱり。まあイチャつきはちょいちょいあったのでそのあたりが変化か。あんまりギスギスされても読みづらいから今までと同じノリなのはありがたいです。後半は過去の話。伊月の新人の頃の話だけどメインは表紙の幽と海津・アシュリーの現大人組。予想外のところでつながりがあってなかなかヘヴィな話でした。千尋がいる以上まだひと悶着あるのは考えられるけど、タイトルにもつながる話なだけに、この後の展開が楽しみ。
2017年6月4日
- Only Sense Online オンリーセンス・オンライン (10) (富士見ファンタジア文庫)
- アロハ座長
- KADOKAWA / 2016年9月17日発売
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クリスマスイベント完結編。生産職なのに戦闘職(タク)の度肝を抜くくらいの戦闘特化アーチャーなユンに笑った。それでも前巻のリゥイの透明化能力同様、戦闘特化の活用はまずやらないだろうな。戦闘要素がありながらもクエストで新しいレシピ手に入れていろいろと目新しい生産してる方が楽しげな描写に見える(個人的所感です)この作品に関しては、生産職・ユンとしての成長をのんびり見守りたい。
2017年7月2日
- Only Sense Online オンリーセンス・オンライン (09) (富士見ファンタジア文庫)
- アロハ座長
- KADOKAWA / 2016年5月20日発売
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クリスマスイベントで気候(温度)によるダメージ実装。それに伴う装備やアイテム準備に余念のないユンはじめ生産系の皆様。イベントは全体で複数のクエストこなしていく形式で戦闘系の方が効率いいけどそこはいつものユンで。受けるイベクエが生産・納品系主体でいつもどおりマイペースに楽しんでる感じが読み手としても気負わずに読めていいですね。クエがNPCの井戸端会議みたいなところから派生していくのもユンらしい。リゥイが成獣化して戦力的には大幅アップなんだろうけど、戦闘方面以外の使い道を模索・発見するんだろうなぁ。
2017年6月14日
- 弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)
- 屋久ユウキ
- 小学館 / 2016年5月18日発売
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人生をクソゲーから神ゲーにするため、ゲーマー主人公を徹底してリア充に“強化”していく話。最初は友崎もヒネてる割にオドオドしてるしヒロインは二面的性格だしで、若干読むの辛いかなーと思ってたけどなかなかどうして。牛歩ながらも確実に進歩していく様を見るのはまさにレベリングといった感じで面白かった。中村が最終的に嫌な奴で終わらなかったのもよかったです。なお日南さんの友崎へのアドバイスは身につまされる思いで読んでました(苦笑)
2017年5月30日
- 狼と香辛料 Spring Log II (XIX) (電撃文庫)
- 支倉凍砂
- KADOKAWA / 2017年5月10日発売
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ああもうイチャイチャしやがって!まあイチャつくというよりは二人の落ち着いた雰囲気が見られて、このあたりは長年連れ添った円熟みが見せられるものですね。最後の一編はそんな温かい時間にも限りがあるという話。いずれは来ることが確定している別れの時を想うホロの姿に切なさを感じた。その想いに応えられるようになったロレンスの成長(という言葉を当てはめていいか微妙だけど)も見られて、夫婦・家族の温かみを感じられた素敵な話でした。
2017年5月30日
- はたらく魔王さま!17 (19) (電撃文庫)
- 和ヶ原聡司
- KADOKAWA / 2017年5月10日発売
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謎の生物?襲来だったり世界の危機なんだろうけど、そんなことより正社員試験不合格が衝撃になる、この軽い世界が好きです。最後の不穏な空気?木崎さんが3年後見据えてる世界が過去のモノがぐだぐだやってる程度のことで終わるわけがねーでしょう。そんな日常パートではサリエルに春の兆し。そういや有能だったけど木崎さんにも認められるくらいだったとは。久々に?あわあわしてるちーちゃんの挿絵が見られて満足です。
2017年5月30日
- 新約 とある魔術の禁書目録 (18) (電撃文庫)
- 鎌池和馬
- KADOKAWA / 2017年5月10日発売
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ついに科学サイドのラスボス、アレイスターと激突。…なんだけど結局こいつも魔術やないかーい!まあそっち側でも有名人らしいので行き着くところは致し方なしか。過去に飛んだり現実でいろいろ苦労したりといつもどおり不幸な上条ちゃんが紆余曲折有りながらも最後はきっちり敵をぶっ飛ばすという、ラスボス(格)だろうが禁書の王道を貫くのは禁書らしく感じられました。ラストは科学が終わったら次は魔術よね、とばかりに登場したローラですが、それよりもアレイスターがヒロイン枠に昇格に驚いた。
2017年5月30日
- ノーブルウィッチーズ 第506統合戦闘航空団 疑心! (6) (角川スニーカー文庫)
- 南房秀久
- KADOKAWA / 2017年5月1日発売
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相変わらず、いつの世も人間の一番の脅威になるのは人間ってことがよく分かる作品だことで。今回のメインは人造強化兵といったところ。一番の重要人物っぽいとはいえ、那佳にマンマークつけちゃダメよなぁ。そのミスこそが王道なんでしょうが。まあ他にマークつけても物語的においしくなさそうだしね。あ、グリュンネ少佐お早い現場復帰おめでとうございます。胃痛の日々はまだまだ続きそうでご愁傷様です。
2017年5月30日
- ヒマワリ:unUtopial World (4) (角川スニーカー文庫)
- 林トモアキ
- KADOKAWA / 2017年5月1日発売
- 本 / 本
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おりがみからの主要キャラが粗方出てきて、前から読んできた身としては楽しい盛り上がり方でした。いろいろと規格外だったヒマワリはそんな壮大なバックグラウンドだったとは…ミスマルカとのつながりも深まる流れでワクワクしますね。広がり続ける大風呂敷はとどまるところを知らず、林トモアキワールドが全開になってきて続きが楽しみです。しかし登場人物のほとんどがかっ飛んでるから士郎くんの普通寄りなとこが不憫に思えてしまうな(苦笑)
2017年5月30日
- この素晴らしい世界に祝福を!11 大魔法使いの妹 (11) (角川スニーカー文庫)
- 暁なつめ
- KADOKAWA / 2017年5月1日発売
- 本 / 本
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ようやく本編にやってきたこめっこが案の定無双するお話。やだこの妹、姉に負けず劣らず魔性…!紅魔族には人たらしの特性でもあるんじゃないのかと思ったけどゆんゆんが居ましたね、気のせいだったようだ。こめっこ登場までは久々に?クズマ全開でした。ちょいちょいいいことやってても、やっぱりカズマはこうだよね。最後に投げ込まれた爆弾ですが、次は再びダクネスのターンのようで。ヒロイン的にはめぐみんとはだいぶ差が開いたというか勝負付け終わった感もあるけどどうなるやら。あ、アクア様はそこに座っててください。
2017年5月30日
- ロクでなし魔術講師と追想日誌 (2) (富士見ファンタジア文庫)
- 羊太郎
- KADOKAWA / 2017年4月20日発売
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短編集第2弾。本編はシリアス寄りだけどコメディに振り切れてるのも面白いですね。アルザーノ魔術学院の教員ってグレンがまともに思えるくらいに強烈なのしかいないんじゃないのか…。天才っていろいろと紙一重ということか。“真ヒロイン”システィーナさんはあとがきにもあったけど、ホントに誰だこれ状態で面白かった。ビジュアル的なスペックは高いもんなぁ。ラストのグレン過去エピソードもイイ話。ニーナさんまた出たりしないのかな。
2017年5月12日
- 落第騎士の英雄譚 (12) (GA文庫)
- 海空りく
- SBクリエイティブ / 2017年4月15日発売
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海を割いた次は山を割ったか…ヒロインとは(白目)そんなヒロイン・ステラのレベルアップ回です。裏では地味に一輝も強くなってたみたいだけど。ここまで規格外でも五分五分以下になりかねない相手はやっぱり強さのインフレしすぎた感がありありとしてますが、仕方ないのかね。まぁ気合で何とかする系っぽいのでどうにでもなるか。エーデルワイスさんが戦闘以外で存外乙女だった。ダイエットで世界を極めてしまえるのか(笑)
2017年5月12日
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア8 (GA文庫)
- 大森藤ノ
- SBクリエイティブ / 2017年4月15日発売
- 本 / 本
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エピソード・ベートな巻。どのキャラメインにしてもアツい展開になるには凄いの一言。口を開けば暴言ばかりのベートですがその理由が重めの過去とともに明らかに。喪ってばかりだとこうも捩れたりもしますわな。そんな中、喪われなかったレナとの絡みが今後少しでもあればいいな。まぁあったらいじられまくりになるんだろうけど(笑)
2017年5月12日
- エルフ嫁と始める異世界領主生活 そんな観光地で大丈夫か?問題......しかない!? (4) (電撃文庫)
- 鷲宮だいじん
- KADOKAWA / 2017年4月8日発売
- 本 / 本
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今回のテーマは観光。うちの実家もそうだけど田舎だと人を集めるって割と切実な問題だと思うな。そこをメインに由太の学校の話や精霊の話を絡めていくけど、ちょいちょい入るギャグ要素でそこまで重くならないのはいいですね。ハーレム要員もいろいろ増加したので今後の絡みが楽しみ。私的にオーリンの過去エピソードがいい話でよかった。
2017年5月30日
- オオカミさんとハッピーエンドのあとのおはなし (電撃文庫)
- 沖田雅
- KADOKAWA / 2017年4月8日発売
- 本 / 本
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お久しぶりー。もう一冊出る予定だったとかすっかり忘れてましたよ(笑)ハッピーエンド後のエピソード集ということでほぼ全編安心して読めるダダ甘全開です。こんなに糖度高かったっけと思ったけどツンデレのデレ期が強化されるとこうなるのか…。ずっと読んでられるなぁ(← メインのみならずサブキャラも掌編で補完してくれてたのは嬉しい限り。こんなキャラもいたなぁとしみじみ。最後の一冊を出してくれてありがとう。あらためてお疲れ様でした。
2017年5月30日