木野塚佐平の挑戦

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  • 実業之日本社 (2002年2月1日発売)
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感想 : 5

<table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408534110/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"http://ecx.images-amazon.com/images/I/518YVN3ZR0L._SL160_.jpg\" alt=\"木野塚佐平の挑戦\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/4408534110/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">木野塚佐平の挑戦</a><br />(2002/02)<br />樋口 有介<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408534110/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>国民的な人気をほこる村本啓太郎総理が57歳の若さで急死した。日本の今後を憂える私立探偵・木野塚氏の周囲に、総理が推進する政策を阻止したい勢力による暗殺らしい、という不穏な噂が駆けめぐる。気がつくと、こんな重大事件の真相調査に巻き込まれていた木野塚氏の運命や如何に!私立探偵・木野塚氏の推理が冴える(?)書き下ろし大爆笑ハードボイルド。</strong></p></blockquote>
シリーズの二作目らしい。
<blockquote><p>木野塚佐平氏の略歴
 一九XX年、東京生まれ。荻窪産業大学卒業、三十五年間警視庁経理課に勤務。退官後新宿五丁目に「木野塚探偵事務所」を設立。秘書券助手の梅谷桃世とともに、金魚誘拐事件、犬の一目惚れ事件等、難事件を解決。荻窪の自宅に見合い結婚の婦人と二人暮らし。</p></blockquote>
人気の現職総理の急死により、世間にはさまざまな憶測や思惑が乱れ飛ぶ。そんな折、木野塚佐平はたまたま(?)引き受けた仕事をきっかけに、政治の中枢を揺るがしかねない出来事にかかわることになるのだった。
起こっていることは、国の一大事であり、政治の中枢にかかわるものなのだが、木野塚の俗物振りがあまりにも甚だしく、事件の緊迫感はどこへやら であり、そのギャップがなんともいえない。解決を見たのも、いわば桃世の根回しと行動力の賜物と言う気がしなくもないが、木野塚もほんの時々冴えた推理を見せたりもするので、単なる猿回しで終わらずにいる。
桃世の苦労もいかばかりかとも思われるが、このふたり、案外絶妙のコンビかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: は行の作家
感想投稿日 : 2009年2月10日
読了日 : 2009年2月10日
本棚登録日 : 2009年2月10日

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