2019年に東京国立博物館で開催された三国志展の公式図録。
そのまま数年積んどいたが、改めて読み直すと当時のワクワクが蘇ってくる。
今考えても、あの展示は中国各地の博物館に散らばっている三国志ゆかりの品々が
一堂に会し一気に見ることができたし、
解説も詳細で臨場感に溢れてとても良いものだったと思う。
その感動がこの本の中にも含まれていて、
簡単ではあるが三国志の基本的な知識から文物の詳細、あの時代の風俗などが
「公式図録」にもかかわらず詳細に書かれていて読み物としても面白い。
というか、最後の参考文献のページすら面白い。
しかも図録でほぼオールカラーでこの分厚さで2,315円は
かなりお買い得だったんじゃないか。
今回は一通り読んだが、また折に触れて読み返したい。
個人的には、この三国志展の後に臨沂の王羲之故居に行ったのだが
そこでなんだかよく分からず見た「臨沂洗硯池晋墓」が
実はここでも多くの展示があったというのをこの図録で知るという。
そういう後からの発見もまた楽しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ガイドブック
- 感想投稿日 : 2022年9月27日
- 読了日 : 2022年9月27日
- 本棚登録日 : 2022年6月12日
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