戦中、戦後の暗い日本、暗い思考を描いた作品。
「暗い絵」は解説に書かれてある通り、限定的な時代・場所を舞台としているので、時代背景などよく分からず、閉塞感だけは感じられました。
「顔の中の赤い月」はパートナーを失った男女の物語。男は失ってからはじめてその大事さがわかり、女は得た瞬間から失った後も大事さを実感している。お互いのことを意識しながらも踏み出せず終わってしまう。感情移入しやすかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年6月5日
- 読了日 : 2012年6月5日
- 本棚登録日 : 2012年6月5日
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