宮島未奈イズムが発揮された、ピュアな青春よ…。
「あー!!こんな青春を送りたかったなあああ!!」
と、読み終えたあとの私の感想です(笑)
宮島さんから紡ぎ出すストーリーって結構好きです。
『まっすぐ目標に進む』強さを安以加が持っているような気がする。
「平安の心を学びたい」と安以加が栞を誘うところから、徐々に『平安部』に人が集まり文化祭出店まで、着々と平安部「らしさ」が出来上がってくる。
物語に出てくる登場人物の個性もかなりひきたってて、ところどころちょっとした(寒い)ギャグや個性のインパクト強さが目をひく(笑)。
ここまでユルい人たちはいないんじゃないの?リアルタイムで出会ってみたい人たちだった。
新しい部活を立ち上げた経験はないが、「新しいものを作る」モチベーションの熱量はとても高い。先は見えないんだけどワクワクが止まらず鼓舞する。自分も仕事ではあった。今なんでないんだっけ?なんて思ってしまったぐらい、ワクワク感が大人になると本当に数が少なくなる。だからこそ気持ちをぐいぐい上げるような物語に出会えるって、奇跡だなって思えた。
本当に面白かったです!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2025年4月19日
- 読了日 : 2025年4月18日
- 本棚登録日 : 2025年4月2日
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