雪国 (新潮文庫)

著者 :
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感想 : 779
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やはり冒頭の有名な一文に心惹かれて、絶対読みたいと思っていた作品。大学生の頃買って、なかなか読み進められず眠っていたけれど、やっと読み終えることができた。

雪国の美しい景色や空気感、季節の移ろいを作者が丁寧に描写しているのが素晴らしい。
駒子の激しい感情や態度の起伏、島村の冷静な態度や心情描写から、二人の関係性の虚しさ、切実さなどが伝わってくる。しんしんと降る雪のようない物語。



個人的には、現代では雪国の人は色白で美人というイメージがあるが、話の中では温泉場のある雪国とは山中の田舎、雪焼けで底黒い女性が描かれ、島村も「ここの芸者ってみんなあんなのかね。」と語っているのが面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月23日
読了日 : 2020年5月23日
本棚登録日 : 2020年5月23日

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