忘れても、残るものがある。育つものがある。
経験してきたことや、感じてきたもので自分の世界は創られている。登場人物の思いが自分にたくさんの勇気や温かさをくれる本でした。
『特別な日の特別なできごとを覚えていられないのは、さびしいけれども我慢ができる。僕がこよみさんのぶんまで覚えていればそれでいいと思う。だけど、もっとささやかな、朝ごはんにおいしかった干物だとか、洗濯物を干すときの癖だとか、ふたりで歩いた帰り道に浮かんでいた月だとか、そういう日々の暮らしの記憶が積み重なっていかないことがたまらない。ほんとうは、その些細なことこそが人間をつくっていくのではないか?』
行助さん、好きです。。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月27日
- 読了日 : 2020年9月27日
- 本棚登録日 : 2019年12月2日
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