罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1987年6月9日発売)
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感想 : 582
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とにかくみんな語る!酔っ払う!叫ぶわ怒るわ荒々しい。貧しくても病んでても、生きなきゃいけない辛さ。罪をおかしても、正当化と罪悪感の間を彷徨いつつ生活を続けなければいけないという現実。そういうのがドサドサと心に積み重なっていく。ドストエフスキーの文章すごい。
主人公の青年ラスコーリニコフには、上巻では全然共感できないまま。でも、本当に人生手詰まりになったら、ラスコーリニコフみたいになっちゃうのかもしれない、とも思う。
下巻でソーニャやスヴィドリガイロフとどう関係が進展していくのか...?
ちょっと雰囲気に呑まれて頭がクラクラしているけど、引き続き下巻も読んでいく。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月28日
読了日 : 2020年10月28日
本棚登録日 : 2020年10月28日

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