中央線を舞台にした小説。一本の長編と、合間に挿入された短編がたくさん。
登場人物たちは変なことを考えていて、それでも電車は進んでいく。人物の内面の描写と物語の進むスピードがちょうどいい。

2016年12月15日

読書状況 読み終わった [2016年12月15日]
カテゴリ 小説

家裁調査官の「陣内さん」の物語。
少年法だったり、障害だったり。罪を償うこととか、きっと正解はないんだろうなあ。

2016年4月15日

読書状況 読み終わった [2016年4月15日]
カテゴリ 小説

「わりと」普通の人しか出てこない伊坂作品です。
伊坂作品のちゃんと収まるべきところに全部収まっていく感じ、そして時系列があちこちに飛んで行く、そしてあとがきにある通りあまりない恋愛物。
読むべきですよ!

2014年10月13日

読書状況 読み終わった [2014年10月13日]
カテゴリ 小説

ジョーク集というから、名作を集めてきました!って感じかと思ったらご本人が作ったものだったんですね…
「うーん…」という反応のものが多かったのと、理学部所属の自分としては「こうじゃないんだよなあ…」というのが多かったです。誇張するのはジョークの定石だとは思うけど。
著者の所属する学部の教授に関するジョークがほぼなかったのはきっとご愛嬌。ですよね。

2014年8月6日

読書状況 読み終わった [2014年8月6日]

「陰謀論」に関する本なので仕方ないといえば仕方ないけど、「陰謀」「陰謀論」っていう言葉がものすごい勢いで登場するのでゲシュタルト崩壊を起こします。
これはきっと著者の陰謀である…

2014年8月6日

読書状況 読み終わった [2014年8月6日]
カテゴリ 社会

新しい情報特になし、「危ないよ!危ないよ!」って危機感を煽るけど対策法は「使わない方がいいよ!」程度に留まっている気がしてなりません。
危機感を煽るために必要以上に悲観的なキャラクターを登場させるのも、正直胃もたれがする。
そんでもってあとがきに「技術の進歩に期待してる」と言われましてもねえ…

2014年7月27日

読書状況 読み終わった [2014年7月27日]

そんなにネコ好きじゃないけど、ネコに熱狂する人の気持ちがわかる感じ。

2014年2月25日

読書状況 読み終わった [2014年2月25日]
カテゴリ マンガ

在特会を始めとした虚構に満ち溢れた排外主義に対抗するのは難しい。

明らかに事実を含まないような中傷であったとしても、その攻撃の対象が個人ではなくもっと大きなものになった途端に法律はお手上げになってしまう。
攻撃をする矛先は「自分が持っている不満の原因」ではなく「憎しみの対象」であるため、理性的な話し合いが通用しにくい。

唯一の道は「そういうのってすごくかっこ悪い」という空気感を世間に広めていくことではないか。

2013年12月23日

読書状況 読み終わった [2013年12月23日]
カテゴリ 社会

映画では登場しなかったエピソードもあり。
一時期大流行した「絆」ってなんなんだろう。

2014年2月3日

読書状況 読み終わった [2014年2月3日]
カテゴリ 小説

各アルバムについての詳しい説明やレビューが載っていて楽しく読めた。
薬物の話も隠すことなく書かれていた。

2013年12月17日

読書状況 読み終わった [2013年12月17日]
カテゴリ 音楽

車両通行が減りつつある中で、なぜか東京都小平市に50年前の道路建設計画が復活。住民の憩いの場をつぶして幹線道路を作るという計画に住人が反対、住民投票が行われるが…

住民の生活に直接影響を与える決定は、議会よりも行政で決定されている現実があって、従来では住民の行政への参加は首長の選挙という形が取られてきた。
しかし、ここに来て住民投票やオンブズマン制度などの行政への参加法が確立されてきたが、さらに多くの手段が必要なのではないかというのが筆者の主張。

議会制民主主義を肯定して、新たな制度を作ることを「強化パーツをつける」と表現している。革命は必要なく、変化が必要なのだというのがすごく腑に落ちた。

2013年12月23日

読書状況 読み終わった [2013年12月23日]
カテゴリ 社会

何かを変えたければ、いきなり大きくではなくて少しづつ変えていこうという國分さんの主張が色濃く出ている。
古市さんのいい感じの脱力感も健在。

ショッピングモールの役割から料理の意味、幼保一体化って一体なんだったのかというところまで幅広い話題を考えぬく過程がおもしろかった。

2013年12月23日

読書状況 読み終わった [2013年12月23日]
カテゴリ 社会

とにかく退廃的。前向きになりたい時には読んじゃいけない本の代表格。

だけど、とにかく引き込まれる、そんな小説です。
共依存で薬物依存、お先真っ暗としか言いようのないモラトリアム期間を過ごす主人公の心情に大いに共感しながら、適度な間隔保って読みましょう。

2013年11月24日

読書状況 読み終わった [2013年11月24日]
カテゴリ 小説

格安世界一周クルーズを夢見るワーキングプアの女性のお話。
逃げ出したくなる日常と、そんな日常の出口に見える世界一周クルーズ。

結局世界一周クルーズに参加するのかどうかはわからないで終わりますが、彼女は「そんなに日常も悪くない」と思い始めているのでおそらく船には乗らないんだろうなあと思います。
そのまま安価な労働力になるのがいいのか、終わらない自分探しの旅に出るのがいいのか…

2013年11月26日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年11月26日]
カテゴリ 小説

自己啓発をしたいわけではなく、ただ単にガネーシャのキャラクターのために読みました。
チャップリンを育てたと言い張るキャラクターが○です。

2013年11月21日

読書状況 読み終わった [2013年11月21日]
カテゴリ 小説

日本と世界が経験した「あの大戦争」。各国の戦争博物館では一体どんな扱いになっているのか?という問いかけから始まるこの本は、途中までは博物館レビューというか、旅行記の体裁。

しかし、戦争博物館を巡って見えてきた日本は未だに「あの戦争」に対して明確な立場を取ることができず、また国として公式の「大きな記憶」を残すことができなかったため、個人(または小集団)の戦争に関する「小さな記憶」を集める以上のことができなくなってきたことが見えてきます。

戦争の形が変わって、総力戦は起こりにくくなっていると考えられる現代で傭兵が死に、無人機が撃墜しあう戦争に対して、どのように平和を訴えていくのか。難題です。

2013年11月27日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年11月27日]
カテゴリ 社会

ステレオタイプ、固定観念…自分はそんなの関係ない!と思ってる人こそ読んでみるといいかもしれません。

「ハーフなんだから、美人(イケメン)でバイリンガル」というステレオタイプは、「日本人だからみんな勤勉で努力家しかも真面目」という事実とは異なった固定観念と一緒かもよ?という提言。
例えば、「アメリカ人は肥満である」というステレオタイプ。ジョークの世界では笑いを生むための重要な要素になりますが、だからといってアメリカ人全員が、巨大なウォルマートで電動の車に乗ってアイスクリームを買い漁ってるわけではもちろんありません。
自虐で言うのと人から言われるのでは違うのです。

「国籍はどこ?え、二重国籍は違法だよ!」とか言ってしまう、「アイデンティティは1つである」という思い込み。人にはそれぞれ生い立ちがあるわけで、それは決して「ハーフだからこうである」という集約はできないはず。ちなみに日本の法律では二重国籍、違法ではないそうです。
ハーフだということで「ご両親の馴れ初めは?」と聞く。初対面の日本人にいきなり両親の馴れ初めを聞きますか?
公共の場で「外国人は若い頃は美人(イケメン)だけど、劣化が激しいよね!」とか大声で言っている隣に、もしかしたら外国の血を引く人がいるかもしれないんです。

「○○なら××である」という論法は、もしかしたら他人を傷付けているかもしれない、そんなことに気がついた本です。
あくまで軽い文体で書いてあって非常に読みやすいですが、内容は重たいです。
自分の昔の発言を省みる機会にもなるでしょう。

2013年10月20日

読書状況 読み終わった [2013年10月20日]
カテゴリ 社会

就職や介護、おそらく年金ももらえない。
そんな若者も、「そこそこ」幸せに暮らしていて、社会資本と少しのお金で「そこそこ」楽しくやっていける。
「保守の人ほど今後の国家を支える若者を支援すべきでは?」というのがよかった。

2013年10月23日

読書状況 読み終わった [2013年10月23日]
カテゴリ 社会

サバイバル上等!な本ですが、「え、主人公とその恋人、両方浮気してんの!?」となかなか居た堪れない気持ちに…

2013年7月5日

読書状況 読み終わった [2013年7月5日]
カテゴリ 小説

スクールカーストの一面を確実にとらえた本。

インタビューを呼んでいると高校時代の嫌いな人を思い出してむかっ腹が立ったりしますが…!

2013年6月23日

読書状況 読み終わった [2013年6月23日]
カテゴリ 社会

どこまでもベタ甘…というわけではないけど、やっぱり清々しいほどに恋愛小説。

こんな人になりたいなあと、こういう人にはなりたくないなあ…という対比が見事です。

2013年6月8日

読書状況 読み終わった [2013年6月8日]
カテゴリ 小説

おそらく世界で初めて?車目線の小説。
なんで違和感なく読めちゃうのかとても不思議な設定にもかかわらず、スイスイと読めます。

伊坂幸太郎の真骨頂「勧善懲悪」と「あの事件には実は隠された真実が…」という歌津がしっかりとからみ合ってます。

2013年6月3日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年6月3日]
カテゴリ 小説

始まりからすっ飛ばしたお話で、時系列が行ったり来たりする構成。
どこか「チルドレン」にも似た5章立て。

2013年6月6日

読書状況 読み終わった [2013年6月6日]
カテゴリ 小説

自分も生物を学んでる者の端くれとして、こういう文章が書けたらなあと思う。

2013年6月2日

読書状況 読み終わった [2013年6月2日]
カテゴリ エッセイ
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