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止まりだしたら走らない
- 品田遊
- リトル・モア / 2015年7月8日発売
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中央線を舞台にした小説。一本の長編と、合間に挿入された短編がたくさん。
登場人物たちは変なことを考えていて、それでも電車は進んでいく。人物の内面の描写と物語の進むスピードがちょうどいい。
2016年12月15日
家裁調査官の「陣内さん」の物語。
少年法だったり、障害だったり。罪を償うこととか、きっと正解はないんだろうなあ。
2016年4月15日
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アイネクライネナハトムジーク
- 伊坂幸太郎
- 幻冬舎 / 2014年9月26日発売
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「わりと」普通の人しか出てこない伊坂作品です。
伊坂作品のちゃんと収まるべきところに全部収まっていく感じ、そして時系列があちこちに飛んで行く、そしてあとがきにある通りあまりない恋愛物。
読むべきですよ!
2014年10月13日
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大学教授 コテンパン・ジョーク集 - Classic Jokes and Puns on Professors (中公新書ラクレ (183))
- 坂井博通
- 中央公論新社 / 2005年7月11日発売
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ジョーク集というから、名作を集めてきました!って感じかと思ったらご本人が作ったものだったんですね…
「うーん…」という反応のものが多かったのと、理学部所属の自分としては「こうじゃないんだよなあ…」というのが多かったです。誇張するのはジョークの定石だとは思うけど。
著者の所属する学部の教授に関するジョークがほぼなかったのはきっとご愛嬌。ですよね。
2014年8月6日
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陰謀論の正体! (幻冬舎新書)
- 田中聡
- 幻冬舎 / 2014年5月30日発売
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「陰謀論」に関する本なので仕方ないといえば仕方ないけど、「陰謀」「陰謀論」っていう言葉がものすごい勢いで登場するのでゲシュタルト崩壊を起こします。
これはきっと著者の陰謀である…
2014年8月6日
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サイバーセキュリティ読本
- 一田和樹
- 原書房 / 2013年7月24日発売
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新しい情報特になし、「危ないよ!危ないよ!」って危機感を煽るけど対策法は「使わない方がいいよ!」程度に留まっている気がしてなりません。
危機感を煽るために必要以上に悲観的なキャラクターを登場させるのも、正直胃もたれがする。
そんでもってあとがきに「技術の進歩に期待してる」と言われましてもねえ…
2014年7月27日
そんなにネコ好きじゃないけど、ネコに熱狂する人の気持ちがわかる感じ。
2014年2月25日
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ヘイトスピーチとたたかう!――日本版排外主義批判
- 有田芳生
- 岩波書店 / 2013年9月28日発売
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在特会を始めとした虚構に満ち溢れた排外主義に対抗するのは難しい。
明らかに事実を含まないような中傷であったとしても、その攻撃の対象が個人ではなくもっと大きなものになった途端に法律はお手上げになってしまう。
攻撃をする矛先は「自分が持っている不満の原因」ではなく「憎しみの対象」であるため、理性的な話し合いが通用しにくい。
唯一の道は「そういうのってすごくかっこ悪い」という空気感を世間に広めていくことではないか。
2013年12月23日
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そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)
- 是枝裕和
- 宝島社 / 2013年9月5日発売
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映画では登場しなかったエピソードもあり。
一時期大流行した「絆」ってなんなんだろう。
2014年2月3日
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rockin'on BOOKS vol.1 THE BEATLES (rockin’on BOOKS vol. 1)
- ロッキングオン
- ロッキングオン / 2009年8月27日発売
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各アルバムについての詳しい説明やレビューが載っていて楽しく読めた。
薬物の話も隠すことなく書かれていた。
2013年12月17日
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来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題 (幻冬舎新書)
- 國分功一郎
- 幻冬舎 / 2013年9月28日発売
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車両通行が減りつつある中で、なぜか東京都小平市に50年前の道路建設計画が復活。住民の憩いの場をつぶして幹線道路を作るという計画に住人が反対、住民投票が行われるが…
住民の生活に直接影響を与える決定は、議会よりも行政で決定されている現実があって、従来では住民の行政への参加は首長の選挙という形が取られてきた。
しかし、ここに来て住民投票やオンブズマン制度などの行政への参加法が確立されてきたが、さらに多くの手段が必要なのではないかというのが筆者の主張。
議会制民主主義を肯定して、新たな制度を作ることを「強化パーツをつける」と表現している。革命は必要なく、変化が必要なのだというのがすごく腑に落ちた。
2013年12月23日
何かを変えたければ、いきなり大きくではなくて少しづつ変えていこうという國分さんの主張が色濃く出ている。
古市さんのいい感じの脱力感も健在。
ショッピングモールの役割から料理の意味、幼保一体化って一体なんだったのかというところまで幅広い話題を考えぬく過程がおもしろかった。
2013年12月23日
とにかく退廃的。前向きになりたい時には読んじゃいけない本の代表格。
だけど、とにかく引き込まれる、そんな小説です。
共依存で薬物依存、お先真っ暗としか言いようのないモラトリアム期間を過ごす主人公の心情に大いに共感しながら、適度な間隔保って読みましょう。
2013年11月24日
2013年11月26日
自己啓発をしたいわけではなく、ただ単にガネーシャのキャラクターのために読みました。
チャップリンを育てたと言い張るキャラクターが○です。
2013年11月21日
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誰も戦争を教えてくれなかった
- 古市憲寿
- 講談社 / 2013年8月7日発売
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2013年11月27日
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ハーフが美人なんて妄想ですから! ! - 困った「純ジャパ」との闘いの日々 (中公新書ラクレ 420)
- サンドラ・ヘフェリン
- 中央公論新社 / 2012年6月7日発売
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ステレオタイプ、固定観念…自分はそんなの関係ない!と思ってる人こそ読んでみるといいかもしれません。
「ハーフなんだから、美人(イケメン)でバイリンガル」というステレオタイプは、「日本人だからみんな勤勉で努力家しかも真面目」という事実とは異なった固定観念と一緒かもよ?という提言。
例えば、「アメリカ人は肥満である」というステレオタイプ。ジョークの世界では笑いを生むための重要な要素になりますが、だからといってアメリカ人全員が、巨大なウォルマートで電動の車に乗ってアイスクリームを買い漁ってるわけではもちろんありません。
自虐で言うのと人から言われるのでは違うのです。
「国籍はどこ?え、二重国籍は違法だよ!」とか言ってしまう、「アイデンティティは1つである」という思い込み。人にはそれぞれ生い立ちがあるわけで、それは決して「ハーフだからこうである」という集約はできないはず。ちなみに日本の法律では二重国籍、違法ではないそうです。
ハーフだということで「ご両親の馴れ初めは?」と聞く。初対面の日本人にいきなり両親の馴れ初めを聞きますか?
公共の場で「外国人は若い頃は美人(イケメン)だけど、劣化が激しいよね!」とか大声で言っている隣に、もしかしたら外国の血を引く人がいるかもしれないんです。
「○○なら××である」という論法は、もしかしたら他人を傷付けているかもしれない、そんなことに気がついた本です。
あくまで軽い文体で書いてあって非常に読みやすいですが、内容は重たいです。
自分の昔の発言を省みる機会にもなるでしょう。
2013年10月20日
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絶望の国の幸福な若者たち
- 古市憲寿
- 講談社 / 2011年9月6日発売
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就職や介護、おそらく年金ももらえない。
そんな若者も、「そこそこ」幸せに暮らしていて、社会資本と少しのお金で「そこそこ」楽しくやっていける。
「保守の人ほど今後の国家を支える若者を支援すべきでは?」というのがよかった。
2013年10月23日
サバイバル上等!な本ですが、「え、主人公とその恋人、両方浮気してんの!?」となかなか居た堪れない気持ちに…
2013年7月5日
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教室内(スクール)カースト (光文社新書 616)
- 鈴木翔
- 光文社 / 2012年12月14日発売
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スクールカーストの一面を確実にとらえた本。
インタビューを呼んでいると高校時代の嫌いな人を思い出してむかっ腹が立ったりしますが…!
2013年6月23日
どこまでもベタ甘…というわけではないけど、やっぱり清々しいほどに恋愛小説。
こんな人になりたいなあと、こういう人にはなりたくないなあ…という対比が見事です。
2013年6月8日
2013年6月3日
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残り全部バケーション
- 伊坂幸太郎
- 集英社 / 2012年12月5日発売
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始まりからすっ飛ばしたお話で、時系列が行ったり来たりする構成。
どこか「チルドレン」にも似た5章立て。
2013年6月6日
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ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで (文春文庫 ふ 33-1)
- 福岡伸一
- 文藝春秋 / 2012年9月4日発売
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自分も生物を学んでる者の端くれとして、こういう文章が書けたらなあと思う。
2013年6月2日