結婚式のメンバー (新潮文庫)

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本棚登録 : 430
レビュー : 49
制作 : Carson McCullers  村上 春樹 
フラニーさん  未設定  読み終わった 

「世界って間違いなくちっぽけなところなのね」

なんというか、ものすごい小説だった。

その突飛な文章に慣れるのにとても時間がかかった。なぜ突飛なと思うのか…会話劇であり、主人公フランキーの思想が、会話の中にあるから。

フランキーは名前を変えながら成長していく。

彼女と、黒人の料理女ベレニス、従兄弟の小さなジョン・ヘンリーの3人が過ごす、キッチンでの、ほんの半日の話がこの本の8割を占めている。

アメリカ南部の典型的な田舎町、閉鎖的な町から、兄の結婚式と共になんとか、抜け出したい、自由になりたい少女の細かな心の動きを描いた、なんというか凄まじい本だった。またところどころにアメリカの抱えた黒人差別の問題と、人種を超えた愛も読むことができる…

熱を持った星のような思春期の少女の気持ち、私には分かってしまった。少女の物語はいくつになっても続いているんだ…

レビュー投稿日
2018年8月8日
読了日
2018年8月8日
本棚登録日
2018年8月8日
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