ペッテルとロッタのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)

  • 福音館書店 (2001年9月30日発売)
3.80
  • (4)
  • (8)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 8
4

3人のおばさんシリーズ

みどりおばさん、ちゃいろおばさんむらさきおばさんの家の子どもになったペッテルとロッタ。

みどりおばさんが、ブリックを探しに行った時に見つけた、小屋にいた子猫だったエスメラルダ。彼女が子猫を産みました!
でも、家で飼えるのは1匹だけ。2人は2匹を誰にあげようか相談します。
あおおじさんの家のお手伝いのベアタに1匹をあげました。

あおおじさんはこんなことを言いました。
「いい子はね、人にしんせつにするものだよ。心からしんせつにしてあげれば、いじわるな人も、とてもやさしい、いい人になる」

それをきいて、まえにくらしていた、せんたくおんなのクリスティンばあさんをおもいだしました。

おばそんたちが市に出かけた日、ペッテルとロッタのぼうけんがはじまります。

クリスティンばあさんの家にいくと、そっとこねことお菓子を置いて見守りました。
おばあさんはこねこに聞いたこともないようなやさしい声で接してくれました。
そこへプリックがやってきて、2人がいることがバレてしまう。
でも、ばあさんはすっかりやさしくなり、ワッフルを焼いてくれました。
帰り道、粉引きの馬車に乗せてもらうも、
結局2人は歩いて家に帰ることになり、森の中で迷子になります。
川で泳いでいるうちに、服も盗られ、裸ん坊。でも、親切な木こりのおじいさんに助けらます。

そうです、親切な人ってこうして、あちらにもこちらにもいるのですねぇ。

そこからなんと2人はおばさん達がでかけた市に連れていかれ、見つかってしまいます。

でも、2人の冒険の話をきいたおじさん、おばさんは、あらためて2人を市に連れて行ってくれます。
しんせつな木こりのおじいさんに、服も返しにいきました。

うん、一件落着。
ところで、エスメと子猫のムッルは、ぼうけんよりも、台所の片すみでねているのが幸せなんですって。

かーわーいー❣️

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外の絵本
感想投稿日 : 2021年6月23日
読了日 : 2021年6月23日
本棚登録日 : 2021年6月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする