足をどかしてくれませんか。——メディアは女たちの声を届けているか

  • 亜紀書房 (2019年12月24日発売)
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男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。女たちが考える<みんな>のためのジャーナリズム。
「足をどかしてくれませんか。」について
タイトルの「足をどかしてくれませんか。」は、2018年に公開された映画「RGB 最強の85才」の主人公ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RGB)のセリフから発想しました。実際は”All ask of our brethren is that take their feet off our necks”と言っていて、日本の字幕では「男性の皆さん、私たちを踏み続けているその足をどけて」となっています。RGBは生涯をかけて弁護士として女性やマイノリティにのために闘いました。そして彼女もまた奴隷制に反対したサラ・グリムケ、第一波のフェミニストたちに影響をあたえた活動家のセリフからこの言葉を引用しているのです。

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感想投稿日 : 2021年2月24日
本棚登録日 : 2021年2月24日

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